母親の手料理

>母親の手料理を~が食べたいとリクエストしてきたら元気になってきているというような事を前のブログ記事でおっしゃってましたが、そんなのは、不登校になった4年前から息子はずっと、毎日ではありませんがリクエストしてきていますし、私も息子のリクエストに答えて作ってきました。母親の手料理をリクエストしてきたらエネルギーが高まってきている?じゃあ息子は、4年前からエネルギーはそれなりに高かったことになりますよね?
エネルギーと心のエネルギーと意味が異なります。このMSGのエネルギーは物理的なエネルギーを言われているのだと思います。このMSGから物理的なエネルギーがあるかどうか分かりません。しかし御母様の手料理を食べたいという心のエネルギーがあります。心のエネルギーには方向性があり、息子さんの心のエネルギーは御母様の手料理を食べたいという方向への心のエネルギーであり、その心のエネルギーが日常生活を変えたいとか、学校へ、勉強へ向かう心のエネルギーとは異なります。しかし御母様の手料理を食べたいという心のエネルギーがあるなら、日常生活を変えたいとか、学校へ、勉強へ向かう心のエネルギーも生じてきます。しかし、4年間たってもこれらの方向への心のエネルギーが向かわないのは、きっとこれらの方向に向かう心のエネルギーを息子さんは浪費している可能性を考えてしまいます。
確かにこれらの方向に向かう心のエネルギーは、経験的に、最後の最後に涌いて来るようですから、もう少し時間がかかるのかも知れません。

>じゃあどうして4年も引きこもっている?
御母様のその気持ちも分かるのですが、その気持ちが息子さんのこれらの方向に向かう心のエネルギーを奪っている可能性があると思います。

>食べたいものを食べたい時に食べ、片付けもしない。本当に辛いから片付ける気力もない?何か違うんじゃないか?としか思えません。言ってしまえば、辛いからというよりも、長期に渡る堕落しきった生活に身も心も慣れすぎてしまい、そのせいで生活を正そうという気力が湧かないんじゃないかとしか思えません。
ある不登校の子どもを育てている御母様からの話です。 「不登校の子どもがする母親への問題行動を、子どもの成長に関して問題だと考えると、子どもの心に寄り添えなくなります。不登校の子どもがする母親への問題行動を、母親への訴えだと理解すれば、今の母親の子どもへの対応が子どもの心に沿っていないと理解できて、子どもの心に沿う対応法を見つけようとする」 と言っています。
また逆行動の法則という物があります。一般的に信じられている物ではないですが、経験的に心が辛い子どもに当てはまります。

>先生の対応をしていても、私が常識的な思いを捨てられなければ、その私の思いが息子に伝わり
多分そのために、息子さんの心のエネルギーが日常生活を変えたいとか、学校、勉強に向かうのが遅くなる可能性があります。

>10年経っても解決しませんか?結局、母親の心のせいですか?
今の御母様に息子さんは信頼をかなり寄せています。ですから、御母様の手料理を求めています。息子さんは成長をしています。自分が楽しんでいる中から何かを見つける可能性もあります。
また、息子さんが御母様の手料理を求めると言うことは、御母様がこのMSGで言われているほど、息子さんを常識的な思いで責めていない可能性があります。
この二点から、時間はかかるけれど、何か息子さんが答えを出してくれそうな気もします。息子さんなりの解決をしてくれる可能性が高いと思います。
10年というのは時間がかかるという意味であり、はっきりとした10年という制限時間があるわけではありません。解決を急ぐと御母様も疲れますから、息子さんを信頼して待ってあげてくださいという意味です。