学校への心のエネルギー2

>「学校に行くな」という言葉に、母親が受け売りで父親が本心と、2つに分かれていました。子どもがどちらの親の言葉を受け入れたのか分かりません。
経験的な話しです。全ての子供に当てはまるかどうかわかりません。
不登校の子供が、「学校に行くな」という言葉を母親から聞いたとき、例えその言葉が受け売りでも、母親と子供との間に信頼関係があると子供は自然とそれを受け入れます。信頼関係が無いとその言葉について母親をテストする行動をします。父親がこの言葉を言ってくれているなら、それはより子供を楽にしますが、それでも母親からこの言葉を、対応を子供は求めます。

>ただ、「学校に行きたいと言ったら、パパと気まずくなるから」と言っていたことを考えると、父親が本心から学校に行かなくて良いと言っていたことを分かっていたように思います。実際、父親は本心から学校に行かなくて良いと思っていたと思います。今でもそう思っていると思います。
不登校の子供が母親の言葉から受ける言葉の重み、父親から受ける言葉の重みは大きく異なります。母親の方が遙かに大きいです。それに対して物理的な圧力は父親の方が大きいです。ですから、物理的な圧力がないなら父親の言葉は無視できるぐらいです。それ故に父親の役割は黒子の役割に例えることが多いです。

>この「学校に行きたい」を一度無視しました。
これはお子さんからのテストだと考えて良いはずです。お母様が無視をして頂いて、テストに合格、お子さんは楽になったと思います。より素直に学校に向かい合えるようになったはずです。

>子どもはその時点でも学校に行くことを親が反対していると、学校の話しはしてはいけないんだと諦めたと、数か月たった後に涙ながらに言っていました。
それでもお子さんの知識からの言葉だったはずです。子供の本心は言葉からでなくて、子供の行動に出てくるからです。その観点から見ると涙ながらに言うという行動は、御母様の対応がお子さんの心に沿っていない、お子さんの本心からも学校に行きたいとなってきている可能性を示します。

>その後、再度自分から学校に行きたい、すぐに転校の手続きをして欲しい、今すぐ電話して欲しい、と言い、初登校の日も自分で決め、実際にその日から登校し始めました。問題なく通い続けている姿を見て、分類2だったと分かりました
そうですね。

>子どもが言う「学校に行きたい」を、もし受け入れずに「学校には行かなくて良い」と言い続けていたら、間違いなく今でも家に引きこもっていたと思います。
私はそうは思いません。お子さんは学校に行こうとする訴えをより強めたと思います。場合によっては今までの学校に行ってしまうかも知れません。

>転校ですから、親が手続きをしないと通えませんので。行ったこともない初めての学校に、親の制止を振り払ってでも勝手に行ってしまうようなことはできませんので。
私の経験の範囲ですが、その様なことはありません。学校に向かう心のエネルギーが大きいと、知らない学校に行ってしまうのです。子供の本能からの行動はそれほど大きいです。

それほど子供の心と大人の心と異なっています。