子供は心のエネルギー

学習者さんへのRES

>人間は社会的な生き物なので、社会から認められたい、という承認欲求があるのだと思います。
大人では欲望と理解した方が良さそうですね。ある意味で意識てきな行動ではないかと思います。文化的な要素もありそうです。今の心理学の考え方で、大人の心に当てはめてみてください。私は欲望を脳科学的に考えたことがないので、そこには踏み込みません。

子供では本能で考える必要があります。それで十分に説明が出来ますから。子供で欲望と理解される物は、心のエネルギーを注ぐ対象を見つけたと言う意味では無いかと思います。

>家庭で認められて自分に自信がついたら、自ずから、もっともっと認められたい、という気持ちが高まって、外に向かっていくのだと思います。
これも大人の心についての議論だと思います。
子供の場合、心のエネルギーが大きくなったら(情動の接近系)、その心のエネルギーを注ぐ場所を探し始めます。それは家の中にもありますが、もっと心のエネルギーが貯まると、多くは家の外です。

>いじめられた我が子が、1クラスしかない今の学区の小学校、中学校に戻るとは考えづらいですが、
それも大人の判断ですね。

お子さんが不登校分類2か3で異なります。不登校分類2なら、学校内にお子さんを辛くするものが無くなると、お子さんは学校に行くようになります。不登校分類3ですと、お子さんの心にあるfecorが反応をしなくなると、元の学校にも、他の学校にも行かれるようになります。

不登校分類3の場合、なかなか短い時間で不登校問題が解決することがないので、不登校になって不登校問題が解決するのは最低でも10年はかかります。それ故に不登校になった子供が学校に戻る例はそれほど多くありません。親として子供が学校に戻らないつもりで対応を子供の心に沿って行うと、今回お見せしたような例も出てきます。

>乗り越えられたら元いた学校に戻りたいと思う事もあるのでしょうか…。
不登校の子供が不登校問題を解決できることを乗り越えたらと表現なさっていらっしゃるなら、一般の親なら、不登校問題の解決に10年はかかりますから、元いた学校どころか、中学校や、高校にも戻る可能性は低いです。もちろん親の対応次第ですが。母親の対応が良くて、子供が早期に不登校問題を解決したなら、子供は元いた学校でも、他の学校でも、自分から求めて行ってしまいます。

別の表現をすれば、不登校問題を解決した子供は、行く学校を選ばない、行ける学校に行くと理解してください。学校を選ぶようでしたら、未だfecorが完全に治癒していないか、その子なりに何か目的を持って学校を選んでいると考えられます。