心が辛い子ども8

不登校の子どもなど、心が辛い子どもでは、程度の差はあっても、その子どもの心を辛くする物が子どもの身の回りにあります。その子どもの心を辛くする物とは、家庭内で子どもの周囲にいつもあるし、複数あるし、子どもの心が元気だったときからありますから、そして親も心が辛い子どももそれらが自分を辛くするとは理解していませんから、子どもの心を辛くする物から心が辛い子どもは逃げることができません。その結果心が辛い子どもは程度の差はあっても嫌悪刺激に晒され続けていますから、心が辛いままで、心が元気になれません。

とても信じられないでしょうが、心が辛い子どもが家の中で生活をしている限り、嫌悪刺激(不登校の子どもでは登校刺激)に晒され続けていて、心に辛さを生じています。嫌悪刺激に晒されていない時間とは、寝ているときと、ゲームなどの享楽的な楽しさに没頭しているときだけです。其れ以外の時間は自分の心、命を維持するので精一杯なのです。其れ以外のことはできないのです。

大人はそのような心が辛い子どもの姿を許せません。どうにかしようとします。何かをさせようとします。しかし其れを受け入れるだけの心の余裕が無い子どもにとって、其れは生きていることを否定されていると感じてしまうのです。ますます心が辛くなるのです。心が辛い子どもは身の回りにある嫌悪刺激が無くなるまで放置しておいて欲しいのです。放置しておいても、周囲にある嫌悪刺激が無くなるわけでは無いですから、大人から見たら享楽的な、子どもから見たら嫌悪刺激を忘れるぐらいに楽しいゲームなどに時間を過ごさせて欲しいのです。

子どもの心が楽しくなったら、その分身の回りにある嫌悪刺激に反応をしなくなります。その分、心が辛い子どもで無くなります。これを繰り返すことで、だんだん心が辛くない子どもになっていって、やがて子どもの本能が機能をしだして、心が元気な子どもと変わって来ることができるのです。

この心が辛い子どものことを、一般の大人が理解できないのはよく分かります。でも心が辛い子どもを育てている母親だけは、理解できなくても、参考にして自分の子どもが心が辛い子どもだったら、自分の子どもに試みてみられることをおすすめします。