心が辛い子供 最終回

人間でも自然淘汰の結果、子どもは母親のことが大好きで、母親に心と体を守られて成長をし続けて、母親の思いを感じながら、子どもが属する社会に順応して成長をしようとします。それ故に、母親が母親の機能をしている限り、必ず心が元気な子どもから大人となって社会に出て行きます。

その際に子どもは母親の思いを参考にしますが、母親の思いに従うわけではありません。子どもは母親の思いを参考にして、自分の意思をしっかりと出して、自分で納得する成長の仕方をします。

母親は子供が母親の思いを参考にすること以上を望むと、子どもはまた心が辛い子供に戻ってしまいます。母親は、子どもが自分の子供であるから、母親の思いを子どもは可能な限り尊重してくれると信頼して、決して母親のほうから母親の思いを出さないほうが良いです。それは子供が母親の思いを参考にすること以上のことを子どもに求めることになるからです。

心が辛い子供への対応は、母親だけは子供発の意思だけを尊重して、それに従い、結果はすべて子どもに任せて、子供から助けてという子ども初の意思を待たなければなりません。この対応は常識に反しますが、心が辛い子供には絶対に必要なことです。

ですがこの対応をするには、自分の子どもが心が辛い子供のなのか、心が元気な子供なのかの判断を母親ができるようになる必要があります。多くの母親や大人は心が辛い子供を病気だとか、子供の性格に問題があるとか、子どもに原因を求めてしまうからです。心が辛い子供は現在の子供社会である学校制度の被害者なのです。多くの親や大人は被害者である子どもを守ろうとしないで、大人社会の常識を子どもに押し付けて、子供をますます被害者にしてしまっています。