子供への愛情

ある不登校の子どもを育てる母親から愛情についての相談を頂きました。

<相談>
愛情がない、ならどうしたら愛情のある自分になれるんだろう、愛情のあるお母さんになりたい。頭ばかりで考える自分がいて、苦しいです

<回答>
愛情という言葉は、大人同士の間での言葉のように感じます。子供について使うなら、親から、大人から、押しつけの感じが強くなりますから、子供の心が見えなく傾向が出てきます。子供は母親を大好きですから。敢えて大人の言葉を使うと無条件に母親を愛しています。ですから、母親が子供を大好きになれば良いだけです。ただし、母親の思いで子供を出す気になるのではなくて、子供の心に沿って子供を大好きになる必要があります。

それには、
子供の心が母親に好ましくても、好ましくなくても、子供の心へ母親の共感と母親からのスキンシップ。
子供の要求を100%笑顔で即座に答える(できないときだけ子供と相談して実現の方向を探す)
子どもを見ない、言わない、御母様の笑顔、です。

これが子供についての愛情と表現できると思います。大人同士での愛情、大人が子どもを見る愛情と異なっていることが分かります。そしてこれができているとき、子供は母親の思いを大切にしてくれます。子供が母親を愛していると感じられると思います。
できていないと子供に未だ余裕があるときは、子供がよい子を演じて、母親の思いを受け入れてくれているように行動をしますが。子供の心に余裕がなくなると、母親の嫌がる方向へ、荒れる母親や大人への問題行動、子供の心の病の症状へ向かって、子供が動いてしまいます。

良く大人が子供を愛していると表現することがありますが、それは大人の思いの押しつけになっていることが多いようです。子供の見かけと異なって、子供を辛くしている場合が多いように感じます。