壁をがんがん

<相談>

今朝、私が起きるとゲームをしていました。
思うようにいかないのか、足で壁をガンガン蹴っていました。

共感の言葉をかけてあげればよかったのですが、咄嗟に言葉が出ず、ただ見守るだけになってしまいました。反省です。

息子の変化を見ていると、登校刺激を与えないことが、とても重要だと改めて感じました。
可能な限り排除してこうと思います。
友達とも絶対会わないように配慮していきたいと思います。

壁をガンガン蹴っていたので、黙って出勤の準備をしていると、ゲームが終わった息子が、お腹が空いたと言ってきました。息子の好きなピザトーストを作ろうかと、提案するとそれがいいと言うので.慌てて作りました。
慌てて作った為、焦げてしまいましたが、息子に謝ると気ににしないよ〜と言ってくれました。

以前の息子なら焦げたりすると嫌がっていたのに、予想外の返事にびっくりしました。そして、さっきまで壁を蹴っていた息子が穏やかになっていることにほっとして、直ぐに職場に向かいました。

<回答>

>今朝、私が起きるとゲームをしていました。
>思うようにいかないのか、足で壁をガンガン蹴っていました。
親としてはとても辛い子供の姿ですが、辛い思いをしている子供から見たら、自分の辛さを発散している姿です。発散できるという意味で、これが良いですね。良くこのことを許してくださいました。

>共感の言葉をかけてあげればよかったのですが、咄嗟に言葉が出ず、ただ見守るだけになってしまいました。反省です。
反省はいりません。無視しているので良いのです。息子さんは自分の辛さを発散して解消しようとしていたのです。息子さんは辛さを制限されずに表現できて、それが許されていたと言うことが大切なのです。常識に反しますが、今後は息子さんの荒れるに任せてください。その方が早く息子さんは荒れなくなります。

>壁をガンガン蹴っていたので、黙って出勤の準備をしていると、
それで良かったのです。常識とは異なるでしょう?でもお子さんは安心して不満を、辛さを表現できたから、その後、いつもの息子さん、優しい息子さんに戻れました。とても大切なことなのです

大人の常識では、子供が荒れるなどの問題行動をすると、それを止めさせて、其れをしないような子供に育てるとなって居ます。言葉ではその通りですが、不登校などの心が辛い子供では、それが一番辛いのです。不登校の辛さに辛さを押さえつけられてしまうという辛さが相乗効果を生じて、その場ではよい子を演じて荒れるのを我慢しますが、その後で、または時間をおいてもっと辛さを強く表現してしまいます。もっと大人を困らせる問題行動をしてしまいます。これを 「逆行動の法則」 と言います。このことを多くの大人は是非知っていただきたいと思います。