息子の涙

<質問>
息子が不登校になって3年たちます。以前から虫歯はあったのですが、久しぶりに今日、息子が辛いと言ってぽろっと泣きました。母親はスキンシップして、背中をずっとさすってました。しばらくして、息子は虫歯さえなかったらと言いました。30分くらい経って、ようやくおきあがってきました。

虫歯の治療に行きたい、でも行けない、葛藤ですよね?
前なら歯磨きしないで虫歯も痛みさえ取れたらオッケーみたいでしたが、最近は虫歯が気になるようです。それについて母親は何も言いません。葛藤があるということは、つらいけど、歯が気になるということですよね?今は洗濯物片付けを手伝ってくれて、もうそろそろ寝るようで、自室へ行きました。

鏡で口の中を見てる様子は知ってましたし、歯医者に行けたら良いけどと時々言ってもいましたが、まさか泣くくらい辛いなんて、久しぶり息子の涙を見ました。息子は課金は毎月しますし、持っているゲーム機であそんでいます。そろそろゲーミングパソコンが欲しいと言い出しています。まだ今はいいけどと言いつつ、いつか買ってねと言い出しました。良いよと言ってますが、そういう欲しいものが次に与えられる時って、かなり子供の心に大きく接近系が働くのでしょうね。
この繰り返しで、辛さが打ち消されていくんですよね。

子どもの意思を尊重して、課金もゲームも欲しい時に買い与えてきましたが、今抱える葛藤は、また欲しいものを手にいれた時の喜びで少し打ち消されていくんでしょうね。心にエネルギーって、本当に大事ですね。改めて思います。

<回答>
>息子が不登校になって3年たちます。以前から虫歯はあったのですが、久しぶりに今日、息子が辛いと言ってぽろっと泣きました。
息子さんの虫歯が痛いことは解りますが、その痛さの表現がぽろっと泣くという表現を信じるなら、虫歯以外に何か辛い物、不登校の子どもなら登校刺激があった可能性も考えておく必要があります。

>母親はスキンシップして、背中をずっとさすってました。
御母様の良い対応でした。

>しばらくして、息子は虫歯さえなかったらと言いました。30分くらい経って、ようやくおきあがってきました。
何か痛み止めをのんだのでしょうか?
もしそうでなければ、虫歯以外に何か息子さんが涙を流さなくてはならない理由があったはずです。
別の言い方をすれば、このとき息子さんは何かあったから虫歯の痛みをその痛み以上に痛みを強く感じる何かがあった可能性を考えておく必要があります。

>虫歯の治療に行きたい、でも行けない、葛藤ですよね?
その通りです。ただ、あくまでも私の推測ですが、其れ以外に何か葛藤を生じる物があるのかも知れません。其れ以外と表現しましたが、その場合の多くは登校刺激ですが、このお子さんの場合母親により登校刺激からほぼ完全に守られています。それならやはり虫歯の治療についての葛藤かも知れません。また其れ以外に何か葛藤を起こす物があったとしても、その後のお子さんの姿から、極めて一時的な葛藤だったと考えられます。後に影響を残さないのではないかと推測します。

>前なら歯磨きしないで虫歯も痛みさえ取れたらオッケーみたいでしたが、最近は虫歯が気になるようです。それについて母親は何も言いません。葛藤があるということは、つらいけど、歯が気になるということですよね?今は洗濯物片付けを手伝ってくれて、もうそろそろ寝るようで、自室へ行きました。
この姿から、虫歯の治療に関する葛藤と考えても、ほぼ問題ないのかも知れません。

>鏡で口の中を見てる様子は知ってましたし、歯医者に行けたら良いけどと時々言ってもいましたが、まさか泣くくらい辛いなんて、久しぶり息子の涙を見ました。
>息子は課金は毎月しますし、持っているゲーム機であそんでいます。そろそろゲーミングパソコンが欲しいと言い出しています。まだ今はいいけどと言いつつ、いつか買ってねと言い出しました。良いよと言ってますが、そういう欲しいものが次に与えられる時って、かなり子供の心に大きく接近系が働くのでしょうね。
その欲しい物が接近系で、その接近系に向かって動ける動きそのものが心のエネルギーです。これを繰り返すことで心のエネルギーが増大していきます。

>この繰り返しで、辛さが打ち消されていくんですよね。
心のエネルギーと辛さは相殺される関係にありますから、心のエネルギーが大きくなったら、表面上辛さはなくなってしまいます。

>子どもの意思を尊重して、課金もゲームも欲しい時に買い与えてきましたが、
これは心のエネルギーを増大させます。

>今抱える葛藤は、また欲しいものを手にいれた時の喜びで少し打ち消されていくんでしょうね。
葛藤とは心の辛さの原因になります。その意味でこのMSGはその通りです。

>心にエネルギーって、本当に大事ですね。改めて思います。
心のエネルギーは目に見えませんが、他人からの私事でなく、子供が自分発の希望、欲求から動く度合いを心のエネルギーと言います。