子供は母親に求める

>親である私や主人が、息子のありのままを認めるときもあるのですが
不登校などの心が辛い子供では、自分の辛さに耐えるので精一杯なのです。その辛さを忘れるために、享楽的な楽しいことに没頭するのです。享楽的な楽しいことに没頭しない時間には、学校関連のことを思い出して、FCRが反応をして、心を辛くしています。学校関連のことを思い出させないために、心が辛い子供が享楽的な楽しいことに没頭する姿を認める必要があります。また、享楽的な楽しいことに没頭していないときは、学校関連のことを思い出してそれだけでも辛さによっては子供は荒れてしまう場合もあります。子供が荒れなくても、何か子供の心の負担になることがあると、その相乗効果によって子供はとても辛くなり、荒れたり問題行動をしたり、心の病の症状を出してしまいます。其れは子供の心を元気にしませんから、不登校で心が辛い状態を長引かせます。

ありのままの子供を認めるとは、特に不登校などの心が辛い子供をありのまま認めるとは、享楽的な楽しいことに没頭していることも、子供が荒れたり子供の病の症状を出していても、親として好ましくないと考えられても、子供のその好ましくないこと自体を解決しようとしないで、そのまま子供がするようにさせるという意味です。其れは一般の親にはとても難しいことですが、心が辛い子供を守るなら、親として其れをやりぬくしか方法がありません。ただし母親だけは、共感とスキンシップという、子供の辛い心を癒やす方法を持っています。これは父親では、共感とスキンシップがないよりはあった方が良いですが、母親と比べてその効果は遙かに少ないです。

>状況によっては、いわゆる我慢をして、息子の対応にあたっている時があります。
其れは多くの場合、息子さんに伝わります。我慢をするぐらいなら、場合によっては、思い切って息子さんから離れた方が良い場合もあります。息子さんへの対応は全て御母様がなさるべきでしょう。御母様がその様にご主人にしなくて良いと言ってあげて下さい。不登校などの心の辛い子供への対応は、全て母親に任せて、ご主人はご自分の仕事に集中したほうが、良い場合が多いようです。経済的に、そして母親の心を支える対応が、母親の立場からも好ましいようです。

不登校などの心が辛い子供への対応を全て母親に求めると、母親の心の負担が大きくなり、母親の辛さが増します。その増した辛さを母親としてどのように解決したら良いか、母親自身が解決しようとする必要があります。勿論その辛さを父親に受け取ってもらって、その分母親が楽になることは大切ですが、其れにより父親に仕事が出来なくなるようでは意味がなくなります。性差別的な発言になってしまいますが、母親の方が子供からの辛さに耐えられる割合が大きいようです。勿論母親の能力の限界を超えたら、母親も子供への対応が出来なくなりますが、その限界を超えないように、父親に協力を求める必要があります。

不登校などの心が辛い子供は、その辛い心を母親にぶつける傾向があります。母親では不十分なときには、父親にぶつける場合もあります。経験的にはほとんど母親に求めます。しかし、心が辛くなくなったら、母親も子供からの辛さをぶつけられることがなくなりますから、子供が母親に子供の辛さをぶつけることを解消しようとしないで、いかにしたら子供が辛くなくなるか、其れは子供に楽しさを与えられるかと同じことになりますが、その様な解決法が良いと思います。