学校改革 に意見1

学校改革について、不登校の子どもを育てる母親からの意見を頂きました。この意見を参考に、今の学校のあり方を考えてみます。

>新しい学校の考えは勉強と距離を取る教育をする、楽しいを追求するようなもの、常識をくつがえすようなもの、うちは学校にいくというはなしすらしませんが。大人の事情のための学校になっていて魅力がないですね。

民主主義国日本という意味で、どうしても日本中の学校が同じようなあり方になる傾向があります。違っていると親たちから批判が出ます。その批判を政府はかわす必要があります。一方で所謂教育の専門家と見なされている人たちがいます。その人達の意見を政府は反映させる必要があります。

子供達の親を含めて多くの日本人は不登校を知りません。ですから不登校になる子供が問題だ、子供を不登校にした親が問題だと考えます。不登校の子どもの親は日本の大人の中のほんの一部です。最近は増えていても、それでも大人の中で少数です。大多数の一般の常識的な大人とは数の上で、つまり政府への影響力でとても及びません。

多くの所謂教育の専門家も不登校の子どものことをよく知りません。それでも最近不登校の子どもには問題がないと考えるようになった専門家も増えて来ましたが、政府への影響力は殆どありません。その結果多くの大人に指示されて、又所謂専門家に後押しされて、政府は今の学校のあり方を変えようとしません。それでも最近所謂専門家が今の学校のあり方の部分的な改革を訴え出しましたので、その範囲で政府も、学校も変わろうとしています。それでも学校で苦しむ子供達には未だに気づいていません。子供達が起こした社会問題に小手先だけで、変化をつけているだけです。

日本の場合不登校という形で子供達の学校での辛さを表現していますし、私たちはそれに注目しています。けれど子供達が起こす色々な社会問題、特に子供達の自殺について、全く配慮されていません。配慮してある範囲は、常識的な対応法で、心の子供の心の動きから考えようとする動きはありません。つまり今の学校に不登校の子供の心に沿った変化は期待できません。

これはあくまでも私の経験からの分析です。