12月19日のMSGについて

12月19日のMSGの考え方です。

>1)13歳の女の子です。元気で学校に行っていて、クラブ活動も積極的です。クラス委員もやっています。
このMSGから、女の子は学校がすきっで、元気に学校生活をしていると考えてしまうのは今の日本の大人の考え方なら自然でしょう。常識的な考え方です。多くの場合この考え方で良いのですが、この女の子の場合次のMSGの意味を考える必要があります。

>2)その女の子が、母親の一挙一動に非難をします。暴言を吐きます。時には暴力をふるうこともあります。
多くの常識的な大人なら、この意味を大人の心から理解しようとします。一番多いのが、早めに来た反抗期という解釈ではないかと思います。其れ以外にも女の子の性格がおかしいから、女の子をしつけし直す必要があるなどの考え方でしょう。
この短いMSGから直ぐに次のことを考える必要があります。女の子が母親の子供である限り、女の子はその本能から母親を大好きです。母親に優しいです。しかしこのMSGは母親に問題行動をしています。女の子が大好きな母親に問題行動をしていると言うことは、女の子の心が辛いという意味です。女の子の心が辛いことはMSGに書かれていません。
女の子の心を辛くしている物は、母親が女の子を虐待していない限り母親ではありません。例え母親が女の子に虐待をしていても、母親の子供の女の子が母親に向かって荒れる時は母親が気づかない状態で、女の子に精神的な苦しみを与えている場合です。現在の物質的に豊かな時代で子供を辛くする物の多くは学校です。女の子は何かの理由で学校が辛くて、その辛い学校から家庭に逃げられなくて(女の子に学校には行くべきだという思いが強くて、母親によりその辛い学校に行かなくて良いという許可が得られていなくて)、つまり不登校出来なくて、その辛さから母親に対して問題行動をしていると考えてほぼ間違いありません。
子供は母親だけには子供としての本能から、素直な自分を表現します。ですから女の子は母親に学校が辛いと言うことを言葉でも表現しているはずですが、母親は其れを見逃しています。言葉でもこの女の子の心が辛いことが母親に届かないので、問題行動をすると言うことで、母親に訴えています。つまり女の子の母親に対する荒れの意味を女の子の心の立場から母親が理解しようとしていないと言うことになります。其れは常識的な母親なら仕方がないことですが、母親としても常識的に考えるだけでなく、別な見方はないかと模索をなさるべきでしょう。そしてこの母親は其れをした結果私にたどり着いたという意味ではないかと思います。

>3)一方、娘は父親と仲良しで、二人で買い物に行ったり、映画を見に行ったりしています。
大人の常識では父親も母親も親であり、女の子は同様に考える、感じているとなっていると思います。ところが心が辛い子供では母親だけは特別なのです。あくまでも経験的な話になりますが、母親が存在している限り、子供は母親を自分と同じ存在だと、自分の全てを依存できる存在だと感じています。それに対して父親は一応その他の人のように感じています。つまり女の子は父親によい子を演じているのです。それと同様に、学校に対してもよい子を演じているのです。其れも学校自体が女の子を酷く苦しめていると推測されますから、その酷い苦しみから逃れるために、より一層よい子を演じていますから、常識的な母親にはその意味が分からなかったのだと思われます。この事実は証明しようがないので、経験的な話としましたが、この傾向は心が辛い子供にはよく見られることです。心が辛い子供の回避行動の一つですが、母親がそれに気づいていないので、私の方から提言するしか方法がありません。

>4)母親は娘からの責めに苦しんでいます。何とか助けて欲しいと言っています。
何とか助けて欲しいと訴えているのは女の子です。その女の子の訴えを母親の常識という知識から理解して、女の子が問題だ、女の子をどうにかしたいと、母親が考えられていますから、其れは女の子には許せないことです。つまり実際上母親が無理矢理に女の子を学校に行かそうとしているわけではなくて、女の子の知識に中に、学校に行かなくてはならないという確固たる知識があり、その結果女の子は苦しんでいて、その女の子が苦しんでいることに母親が気づいていないから、女の子は言葉で母親に気づかせることが出来ないので、荒れることで母親にこんなに辛いのだよと訴えています。このように言葉でなく荒れることで、子供が辛いよと母親に訴えることは良くあることです。

ここで大切なことは、女の子は母親に問題行動をすることで訴えている事実です。子供によっては母親に訴えられなくて、学校内で荒れたり、町に出て荒れたりする子供もいます。その様なことを考えると、女の子が母親に向かって荒れることは母親にとってありがたいことです。母親が代わることで女の子を守ることが出来るからです。
また、女の子が母親に向かって荒れているとき、母親は女の子がおかしいとか病気だとか考えて、母親以外の大きな力やクスリで女の子の問題行動を押さえつけてしまう場合があります。この場合女の子は精神症状を出して、心の病として一生過ごす可能性が出てきます。