家庭内で大切なこと

>しかし、不登校になってしまう子(Fecorとして蓄積してしまう子?)と不登校にならない子(母親が相殺してあげられる子?)がいます。その違いは何なのでしょうか?
其れは曖昧な言い方ですが、子供の性格から来ています。
私が子供の頃に不登校の子供はいましたが、子供が、親が問題だと、考えられていました。今もその様に考える人が多いです。その結果不登校の子どもが減らない原因の一つになっています。

>全ての子どもは子ども自身には問題がなく、問題があるように見えるとすれば心が辛い子どもということである、ということは、母親の癒しで相殺してあげられるかどうか?が、不登校になるかならないかを左右しているのでしょうか?
学校が子どもを心が辛い子供にしてしまうことが、不登校のスタートです。殆ど全ての母親は不登校を知りません。其れは世界中皆同じです。問題は、学校が子どもによかれとして子供に関わり合ったことで、子供が恐怖の条件刺激FCSを学習してしまうことです。これがある意味で日本の学校の特徴なのかも知れません。でも最近は欧米の学校でも不登校が問題になってきているようです。
心が辛い子供に、学校でされてしまうことが問題なのです。又日本の常識、多分世界中の常識でも、心が辛い子供の概念を持っていないことも、不登校の子どもを生じる原因の一つです。ですから、母親が、子供は心が辛い状態だと気づかないのはある意味で仕方が無いことなのです。学校が子どもを心が辛い状態にしなければ良いのですが、文科省に、其れを支える学者達に、そして学校に子供の心に沿った考え方がないのです。

>無意識を含めて学校が辛いと感じている子どもはたくさんいると思いますし、先生が嫌い、苦手な友達がいる、宿題が面倒、勉強しろと言われる、部屋を片付けるよう、忘れ物がないよう言われる、、、就学年齢以上の子どもであれば、どこの家庭でもありそうです。
その通りです。そして家庭内には、子供のこれらの問題を子供なりに解決出来るとても大切な物があるのをご存じですか?

>それらが一つ一つの積み重ねで嫌悪刺激の相乗効果として作用し、心のエネルギーを奪い、それを超えるだけの接近系の情動を母親が子どもに与えられなかった結果不登校になるということでしょうか?
その接近系の情動とは何だと思いますか?そこがポイントなのです。

>脱いだ靴下は洗濯機に入れようね、眠くなる前に宿題をママと一緒にやろうか、そろそろ寝ようか、もう学校に行く時間だよ、塾に行ってみる?、春休みにキャンプに行こうか?、、、小4の男の子であれば、どれもご家庭でよくある会話だと思います。
それらは家庭内では何かに裏打ちされてのことなのです。

>常識は通用しないと言われればそれまでですが、これも嫌悪刺激、登校刺激、ありのままの子ども否定する言葉となっているのでしょうか?
言葉の上ではその通りですが、子供にそれらを解決させる何かが家庭内にあります。それに気づかれて、それに基づく対応をなされば良いのです。その対応は家庭により、子供により、母親により、父親により、異なります。

不登校中であれば、何も言わずに黙って笑顔も一つの方法だと思います。登校でき心が元気になったように見える子ども、母親から見て母親を信頼して心が元気になったと見える子どもにも、何も言わない方が良いのでしょうか。
心が元気なら母親の思う子育てが出来ます。
心が辛い子供に対しての対応法はホームページの小児脳科学心理学A14以降の幾つかの章をご覧になって下さい。

>もし、子どもに塾を勧めたことが嫌悪刺激になったり不登校が再発するきっかけになったとするならば、今後、いつどんな理由で不登校、不就業、ひきこもりになってもおかしくないですよね?
特に現代社会ではその可能性が高いです。それ故に家庭が大切ですし、子供の心を癒やせる母親の役割が必要です。だからといって何かをしろというのではなくてある一つのことが大切なのです。それに気づかれて下さい。

>宿題や課題がない学校や職場はないでしょうし、怖い先生や嫌いな友達に遭遇しない確率は低いでしょう。
心が元気な子供には、このことを考えなくて良いようです。