登校刺激

不登校になって三年になる兄は13歳です。最近は部屋から出てきて、家族と食事をするようになりました。ただ入浴は一ヶ月に一回ぐらいですし、頭髪は伸ばしっぱなしです。
夕食時、妹が学校の話をして、其れを聞いた兄が明日から登校する、髪を切ると言いだしました。母親は今までも学校に行くなと言って来ていますし、今回も学校に行くことを止めました。すると兄は「なら、本当は行きたくない」と言いました。このようなことは初めてです。
それでも兄は「本当は行きたくないけれど、行かなくても死ぬし、行って決着をつける」と言ってました。私は 「行かなくていい」と言い続けましたが、その様に言うことが言い過ぎなのか、兄は私の話をもう聞いてくれなくなりました。
私は兄の散髪も止めましたが、お風呂で自分で髪を切ってました。お風呂から出て、凄く落ちてました。
もう一度、「こんな状態で行ったらいけない。明日休みなさい。自分でも学校に行かれないのが分かるろ?」と言ったら 「うるさい」と言って自分の部屋に籠もってしまいました。

<解説>

不登校になって三年になる兄は13歳です。最近は部屋から出てきて、家族と食事をするようになりました。
御母様の対応の変化で、息子さんは御母様を信頼し始めました。

>ただ入浴は一ヶ月に一回ぐらいですし、頭髪は伸ばしっぱなしです。
これはこのままで問題がありません。心がもうすこし元気になるとこれも解決します。

>夕食時、妹が学校の話をして、其れを聞いた兄が明日から登校する、髪を切ると言いだしました。
妹から登校刺激を受けました。しかし、妹に学校の話をするなと言うと其れは妹には理解できません。妹が辛くなり、兄と妹との間に問題を生じます。母親は基本的に兄弟姉妹の話に関わらないようにした方が、西遊的に良い結果をもたらします。
本当は妹が学校の話をしないのが一番良いのですが、妹が学校の話をして、其れで兄が登校刺激を受けても、「「母親が兄の不登校を認め続けていれば」」 、兄の不登校問題の解決にそれほど大きな問題を与えません。

>母親は今までも学校に行くなと言って来ていますし、今回も学校に行くことを止めました。すると兄は「なら、本当は行きたくない」と言いました。このようなことは初めてです。
母親の対応が良くなったため、つまり兄の不登校を認め続けてきているので、兄が素直に学校に行かれないことを言えるようになり始めています。

>それでも兄は「本当は行きたくないけれど、行かなくても死ぬし、行って決着をつける」と言ってました。
母親をテストしたのだと思います。本心ではありません。

>私は 「行かなくていい」と言い続けました
これでテストに合格します。

>その様に言うことが言い過ぎなのか
言い過ぎぐらいが良いです。言い過ぎぐらいの方が確実にテストに合格します。

>兄は私の話をもう聞いてくれなくなりました。
テストに合格して母親の言葉を聞く必要がなくなったのではないかと思います。

>私は兄の散髪も止めましたが、お風呂で自分で髪を切ってました。
二つ可能性があります。
一つは兄が過去の自分に吹っ切れて、素直な自分で成長しようとする
よい子を演じて学校に行くために、髪の毛を切った
私は両方だと思います。ただし、兄はこの時点でも登校刺激の影響を受けていたのでしょう。

>お風呂から出て、凄く落ちてました。
この答えは難しいですね。私にも分かりませんが、前記のように登校刺激を受けた結果の辛さかも知れません。でも其れと同時に、学校から吹っ切れようとしていると私は感じました。

>もう一度、「こんな状態で行ったらいけない。明日休みなさい。自分でも学校に行かれないのが分かるろ?」と言ったら 「うるさい」と言って自分の部屋に籠もってしまいました。
母親はテストに合格していますから、兄がこのように反応しても問題ありません。しつこいぐらいに学校に行かせない対応をなさったので、兄がこのように反応をしたのでしょうが、その結果はますますテストに合格を確実にしています。