どうだった?

>息子が隣に来て「昨日(自分が)帰ってきたときに"どうだった?"って聞かなかったよね。なんで?」と聞かれました。
息子は既に、常識的な母親なら、このようなときに何というか知っていたのです。常識的な母親なら、試験の結果によっては息子を励まさなければならないと考えることを知っていたのです。ところが母親は試験のことを聞かなかったので、母親が常識的な母親でないことを確認しようとしていました。
何故息子が常識的でない母親を確認したかったのか、其れはこの時点まで非常識にも受験を応援しないで静かに待っていてくれた母親に、息子の心がどれだけ助かったのか、安心して受験に向かわれたか、感じ取っていたからでしょう。そして共通試験ですら、息子のしていることを信頼して待ってくれていたという母親の事実を確認したのだと思います。

>「いやぁ、全然なんにもわからないからさぁ。聞きようがないっていうかねぇ」と答えると、
息子はきっとこの答えが母親の本心だとは思っていないと思います。試験のことを母親は分からないと言っていますが、其れは母親のその場でとっさに出た、息子を信頼し続けていたと言う母親の思いを、この言葉でごまかした母親の方便だと思います。息子の挑戦を母親の思いを入れないで、認め続けようとしていたのです。けれど、息子はそのことを感じ取って、

>「理由はどうであれ、"どうだった?"って聞かれなかったのがすごくよかった」と言って
息子の挑戦を全てそのまま認めようとしている母親を感じ取って、その母親に有り難うと言っているという意味だと思います。

>自分から私が帰宅するまでにやっていた1日目の自己採点のことや試験のこと、夕食の後は2日目の自己採点のことを話してくれました。
母親の方から共通テストのことを聞かなくても、息子の方から話したくて、話しているという意味です。信頼関係があると、子供の方から母親の方に話してくれるという意味です。だから母親は結果を聞かなくて良いという意味です。