母親の発想の転換

ある母親からのMSGです。

16歳で不登校、引き籠もりの息子がこの辛さをどうにかしたいと頻繁に言います。先日息子がこの辛いのどうしてくれる?と話したときに、母親がいろいろと提案したのですが、すると息子が母親に
「お母さんはいつも自分のために色々してるよね。僕のことは気遣ってないよね」といいました。

このような言葉を息子が言ったのは初めてでした。多くは息子が荒れて私に暴力をふるいましたから、いつものように私は怖くなって心臓はどきどき、足はぶるぶる震えてしまいました。息子の言葉に恐怖しか感じなかったのです。

母親は息子のためと考えて、可能な限り、あらゆることをしてきました。それは息子の暴力や暴言が怖いからだけでなく、息子をどうにかしてあげたいと思う思いからです。しかしどうしても息子を助けてあげられていないのです。
しかし今回の息子からのこの言葉は、カウンセラーが教えてくれていた言葉と一致していることでびっくりしたのです。つまり息子のためと言いながら自分のことばかり考えていいたんだと、母親は本当に思い知りました。

今までの母親の気持ちを息子は感じ取っていたのかもしれません。今までも言っていたのかも知れませんが、今回は息子自身がはっきりと言葉で教えてくれて、私の心に届きました。今までは息子からの暴力暴言から逃げようとしていましたが、それから逃れようとするのではなくて、息子ととっぷりつかるような気持ちになれたらいいなあと今思いなおしています。