意欲

ある不登校の娘を育てている母親からのメールです。この母親の思いを皆さんはどのように感じられますか?

小学校入学時から不登校の娘が、最近突然自分から勉強を始めました。母親は勉強をしないで、楽しいことをしていなさいと言い続けていますが、ドリルを買ってもらって自分で勉強をする時間が増えてきています。その娘が最近問題の答えを出すよりも、その答えになる根拠が知りたいと言い出しました。母親に算数の塾探してほしいというので、母親は勉強をしなくて良いと言い続けていますが、娘に押し切られて、いくつかの塾を見に行く予定になっています。

母親は仕事を持っています。母親の会社の同世代の母親達が、「学校に行かないと同世代の人との協調性が無くなってしまう。それってすごく大事だよね」と力説します。母親としては娘が学校に行っても行かなくてもいい問題だと思っています。しかし周囲の多くの母親達は、日本人的な考え方なのですね。協調性周りとうまくやるなど言う考えになるのですね。母親は子育てについて母親としての常識を壊したため最近だいぶ楽になりました。しかし周囲の母親達のそのような固定観念を聞くとどのように返答していいか困りますね。

ある母親の話です。その母親の子供の大学進学は高校の推薦でしてくれそうなところを選び、試験はさほど重要でなく、内申が重要視されるところだったので、内申が悪くなると高校が推薦してくれなくなるから、内申書のために子供に学校を休ませないように対応をしたそうです。その子供は大学に入っても全く勉強せずに、ピザ屋のバイトやってるんだとの話でした。

母親の私に言わせれば、何のために高い授業料を払って大学に行っているのか、ビザ屋の店員で働くなら、大学に行く必要はないように思うのです。大学を卒業して条件の良い会社に就職できる可能性を求めて、大学に通っているだけのように思えます。