もう4年だよ

何とも繰り返しますが、子供の心と大人の心と大きく異なります。
子供は楽しいことを求めますが、辛いことからは逃げようとします。
子供が辛いことを敢えてするからには、そこには必ずその辛さを埋め合わせるご褒美が必要です。これは人間の子供にも、ほ乳類にも共通です。心の仕組みがそうなっているのですから仕方がありません。

>その同級生達が教師の言葉を代弁したとか、内申点を上げるために教師に従うよう母親に言われていたというのは、事実なのですか?
子供発の意思でないことは間違いありません。誰かの言葉を代弁したことは間違いありません。母親が言うはずがありませんから、教師が言ったはずです。それをそのまま不登校の子どもに言うとしたら、その教師からそれに見合うご褒美がないと言うことはありません。子供にがかならすご褒美が必要です。教師からご褒美がなかったら、その子供は母親と相談したはずです。そのとき母親がどのようなご褒美を与えたのかですが、母親にはきっと内申点を念頭に置いた言葉を言ったはずです。もしご褒美を与えなかったら、その友達はろくに知らない同級生の所に、楽しくもない話をしに行くことはないです。ただしその同級生が天才だったら、そして正義感に燃える子供だったら別ですが。
それに本当にその同級生が不登校の子どものことのことを思っているなら、堂々と一人で来ると思います。一人では来られない理由がその訪ねてきた子供にはあるはずです。

>そうでなければ少し話が飛躍しすぎだと思いますし、思い込みで話をするのは危険だと思います。
そうですね。多くの方はそのように考えると思います。
けれど私は違います。訪ねてきた子供達の心、不登校だけれどその友達に会った子供の心の立場から推測しています。あくまでも推測です。それも極めて高い可能性のある推測です。このような経験、相談は数多く受けます。それに対して対応をした母親の経験、その後の母親の対応、子供の心の構造などから総合して、推測しています。
もしおっしゃるような子供がいるなら、本当に喜ばしいことですが、私が知る限り、今の子どもたちはゲームやネット、その他の遊びを好み、不登校の子供のことなど気にも留めないという現実があります。
もし私の推測が間違っていたら、不登校の子供は学校に関して安心して不登校を続けることができます。母親への信頼感には影響はないと思います。もし私の推測があっていたら、子どもは母親への信頼感を高めるでしょう。

>同級生達はただ純粋に息子さんの顔が見たくて訪問しただけかもしれないし
これも多くの方の発想と同じですね。そして見たこともない子ども(友達になっていない)にほかの子どもが会いたいと思うでしょうか?会って何が楽しいでしょうか?

>結果、息子さんも同級生に会って1時間ほど話をしたみたいですが、
顔を見に来ただけなのに、なぜ家の外で1時間も話さなければならなかったのでしょうね。それは不登校の子供に学校に来るように説得したからでしょう。顔を見に来るという口実と大きく異なっています。これも大人の発想でしょう。

>その後息子さんが泣いて「もう4年たつよ」「明日学校へ行く」と言ったからと言って、その同級生達から何を言われたかまでは分からないし、そもそも学校に通っている子供達3人対、4年間不登校の子供1人では、会っただけで不登校の息子さんには相当の登校刺激になったと思うし、同級生達の他愛ない学校の話程度にも、不登校の子には突き刺さるくらいの登校刺激になったんじゃないかと思います。1時間も一緒に話をしていれば、学校の話になっても当然でしょうし。
顔を見に来たということと大きく異なりますね。
一時間も登校刺激をしたのですから、学校に来させるための説得する口実を用意していたはずだと思いませんか?それを見も知らぬ子どもが用意をしているということ自体が不自然だと思いませんか?それともよほど天才的な、不登校に通じている、不登校の子供に何度も対応をしたことのある子供なのでしょうか?

>同級生の子供達に対し、教師の言葉を代弁しているとか、内申点を上げるために教師に従うよう母親から言われていると決めつけているのには少し違和感を感じました。
おっしゃる通りです。ところが多くの例でそうなのです。

>うちの息子もそろそろ不登校になり4年が経ちます。不登校になって1年程経った頃、我が家にも突然、息子の同級生の子供達が息子に会いたいと訪ねてきてくれたことがあります。息子には会わせずに玄関先で丁寧に断って帰ってもらいましたが、その子達はただ純粋に息子に会いに来たくて来てくれたのが分かります。
顔見知りの友達ならなら、そのようなことがあってもよいかもしれません。

>我が家もですが、今回の不登校息子さんのお宅も、長い不登校で、学校とはそれなりに対応方法を共有しているはずです。

4年間の学校とのかかわりを申し上げません。学校はそう簡単に不登校にさせてくれないことだけを申し上げておきます。


>学校もそれを大筋でも尊重してくれているなら、まず教師が同級生の子供達を使って、不登校の息子さんの家に突然訪問をさせるなんて事はさせないと思います

学校が不登校の子供を尊重するとはどういう意味でしょうか?学校は不登校の子供の存在を認めようとしません。教室に入れないなら、特別教室。学校に来られないならそれなりのところに行くことを求めます。

>ましてや同級生達を使って教師の言葉を代弁させるなどという事は、とても考えられません。我が家に過去に同級生達の突然訪問があった際、後日学校の担任に会話がてらその話をしたら、とてもびっくりされ、今後こういう事がないよう、その子達に注意するとまで担任は言って下さいましたが、息子に会いたいと思ってくれた気持ちはとても嬉しかったので、注意はしないで下さいと断ったくらいです。
本当に良い担任でしたね。その点で幸運でしたね。
ただ、担任は1年、または2年で替ります。担任により対応が変わります。また、4年もたつと校長も替ります。校長によっては、担任に不登校をなくするように大きな圧力をかけます。校長は不登校の子供をなくさないとその後の出世に影響をするからです。

>今回の不登校の息子さんと教師、またはお母さんと教師の関係、不登校の対応についての協議、共有がどのようになっているのか、読み手のこちらには分かりませんし
きっとお母さまと学校との間の問題で、お母さまは苦しまれたことと思います。その結果として今の落ち着いたお子さんがいらっしゃったのに、その落ち着いたお子さんがまた苦しみだしたから、相談のメールをくださったのだと思います。

>分からないうちに、「教師の言葉を代弁している」、その同級生の子供達についても、「内申点を上げるために教師に従うように母親から言われている」と、教師や子供達を悪く決めつけて言うのはいかがなものかと思います。
今の学校の在り方から、かなり共通の傾向があります。例外がないとは言いませんが、このようなケースの相談をよく受ける(3桁以上)ので、このように書きました。持ち間違っていても、この不登校の子供の母親は、その後の対応をよく心得ていらっしゃいますから、会いに来た子供との関係、その母親ととの関係に悪影響を及ぼすことはないと思います。それよりも、理解ができないで宙ぶらりんの心でいるより、このように理解をして、納得して不登校の子供への対応をなさった方が、お子さんの心を早く元気にできます。これも経験的な事実です。