穏やかな日々

長女は中学3年生から不登校でした。それでも高校に進学しましたが、荒れまくったので、高校を諦めて、直ぐに退学させました。退学すると長女は落ち着いてゲームやネットをしていましたが、秋頃からアルバイトをしたいと言い出しました。母親はそれに反対をしましたが、長女は自分で見つけてきて、勝手にアルバイトを始めました。初めのうちはバイト先で色々とあったようで、アルバイトを止める、止めると言うので、母親はアルバイトを止めるように言うと、その後又アルバイトに言ってしまいました。最近は母親に何も言わないで、自分でアルバイトに出かけています。
長女は今日バイト帰りにおいしそうだったからと言って、ピザを買って帰ってきました。「ママはい!一緒に食べよう!」と。今お金なくて昼ご飯代をケチって生活しているのに、、なんて優しい子どもなんでしょう!!
思わず「ありがとう」とハグハグ!!長女「お昼代ケチって買ったんだからね!」と言っていました。
最近バイト先の理不尽さがわかってきたらしく愚痴ることもあります。例えば「大学生が春休みになるとシフト減らされるんだ」とか。。私は「そんなバイト辞めたらいいよ」と言ったり「そかそか、大変だね」と言ったりしています。私の返事は必要ないようで、適当に流されています。でもバイトはいつも通り出かけているみたいです。
バイト前にご飯を食べて行くようになりました。今は三食食べています。入浴時間も少し早くなったりしてきて、、生活が安定してきたように思います。寝る時間もまだムラがありますが早くなってきたように思います。
最近気がつけば長女の対応が楽になりました。もうほとんど気を使いません。登校刺激だけ避ける程度です。でも関係が悪化することはないです。ふと、、思いました。

弟は中学1年生の秋から不登校です。長女が退学してから、弟はとても落ち着いてきました。最近食事をしても腹痛を訴えることはなくなりました。気がつくと自然と一緒に食べることが増えました。食事中や後にトイレに行くこともなくなりました。麺類の時は、私から声かけることもありました。置いていたものを夜中食べることもありました。家族で焼き肉の時は何も言わないのにチョコンと食卓に座っていました。
珍しく「ピザーラのピザ食べたい」と言われ注文しました。あっという間に食べてしまい、沢山食べたのに下痢しなかったことにびっくりしました。最近昼夜逆転がましになって、日中起きていることが多くなってきました。食事二食ですが安定して食べています。
この前ツタヤで借りた漫画はその日のうちに読んでしまい、面白い漫画は私に奨めてくれます。一緒に感想言って笑っています。よく話すようになり、時々歌っています。明るくなったように思います。

家の中で穏やかな日々が続いています。

<主催者注釈>
長女で見られたように、不登校の子どもについて母親が学校を諦めると、子供によって多少の違いがありますが、子供の方がとても落ち着き、母親の対応もとても楽になります。大人の場合家の中が日々穏やかだと、その状態が続きますが、子供の場合、家の中が日々穏やかだと、必ず子供が持つ本能が機能をし出します。何かを求めて動き出します。長女の場合はアルバイトでしたが、そのアルバイトも、ある時間がたつと、きっともっと違った姿のことになると思います。弟の方も家の中が穏やかになると自分発の意思が出てきます。義務教育中は見かけ上の大きな動きはないでしょうが、弟の心のエネルギーはだんだん大きくなっていって、そのエネルギーの注ぐ場所を探すようになるはずです。