子供の自殺1

文科省が公表した18年度のまとめによると、自殺した児童生徒は男子が193人、女子が139人の計332人で、前年度に比べ82人の増加(1.3倍)となった。内訳は、小学生が5人、中学生が100人、高校生が227人。自殺の要因をみると、「家庭の問題」が41人、「親などの叱責」が30人、「進路の悩み」が28人、「いじめ」が9人などとなっている。最も多かったのは「不明」で、全体の6割近くに上った。

との発表がありました。政府も所謂専門家もこの数を減らすために、色々と意見を出し、対策を練っていますが、増加傾向は変わりません。それに対して、政府や所謂専門家の考えや対応で、高年齢者の自殺は減ってきています。この事実は政府や所謂専門家達の考え方や対応法は、子供の視察に当てはまらない可能性が高いと考えられます。

あるネット上の記事によると
たとえ直接の引き金が「親などの叱責」だったとしても、その背景には学業の不振や進路の悩みが絡んでいることは十分考えられる。「いじめ」が学業の不振を招くことはよくあり、それが進路の問題や親の叱責につながっているのかもしれない。何か一つが要因になっているわけではなく、複合的な問題が背景にあると考えるのが自然だ。

と書かれていますが、その直接の引き金すらなくて子ども達が自殺に走っている現実があります。また、複合的な問題が背景にあると書かれていますが、では何が複合的な原因なのか書かれていません。一見正しそうで、全く意味を成さない指摘です。

原因としてネット社会を指摘する人も居ます。けれどネット社会を楽しめている子供には自殺をする子供はいないのではないかと推測されます。どちらかというとネット社会を許されていない子ども達に多いように感じます。

多くの自殺をした子ども達は、学校内で自殺をする子供は殆どいません。家庭内での自殺も数少ないです。多くは学校や家庭以外の場所で自殺をしています。そのことが子供の自殺を理解するのに大きなヒントになると思います。