不登校の原因

不登校になってしまう原因は何でしょうか?
不登校を理解するにはどうしても条件反射を理解する必要があります。其れにはとても時間がかかりますから、
http://www.toukoukyohi.com/sinshouninoukagakusinrigaku.htm
のA4とA5をご覧になって下さい。ここでは恐怖の条件反射と言うことを理解して頂いたという前提で、おおざっぱに不登校になってしまう原因を述べてみたいと思います。

今はあまりないと思いますが、子供の時道で友達と楽しくわいわいがやがややっていると近所のおじさんがうるさい!と怒鳴ったので、みんなでその場から逃げた経験がある人が居るかも知れません。そしてそれ以後その近所に余り行かなくなると言うことを経験した人が居るかも知れません。
その近所が不登校の子どもでは学校に相当します。その怒鳴ったおじさんが先生に相当します。つまり子供がその近所を避けるのは不登校の子供が学校を避けるのとほぼ同じです。この場合近所に来たらそのおじさんを思い出して怖く那須場合(不登校分類2)とその近所に来ただけで怖くなる場合(不登校分類3)とがあります。この近所のおじさんの場合、その怖さはたいした怖さではないので、忘れ去られます。

例えば学校で生活指導の先生から酷く叱られた場合、その先生の存在が怖くて学校に行かれなくなった場合(不登校分類2)と学校に行っただけで、その生活指導の先生を思い出さなくても辛くなり、学校に行かれなくなる場合(不登校分類3)とがあります。不登校分類2の場合生活指導の先生が恐怖を生じる条件刺激FCSになり、不登校分類3の場合、学校が恐怖を生じる条件刺激FCSになります。そしてこの生徒はこれらのFCSを意識したり、見ることで、心に恐怖の条件反射FCRを生じて、死ぬほど辛い状態が体中に表現されます。

不登校分類2の場合、学校内にFCSの生活指導の先生が居なくなれば、子どもは学校に行ってもFCRを生じませんから、その不登校の子どもは今までの子供と同じように学校に行かれるようになります。不登校が解決したことになります。不登校分類3の場合、学校自体がFCSですから、学校を見たり意識しただけでFCRの反応を生じますから、そのFCRがなくなるまで学校に行かれなくなります。FCRがなくなるまでにとても何年もの長い時間を要します。

結論を言いますと、不登校の子どもは学校で死ぬほど辛い経験をしたために、学校をFCSとするFCRを学習したからです。FCSとして具体的に生活指導の先生の暴力とか、いじめとか、学校内での凶悪犯罪などもありますが、それらはきっかけであり、不登校の子どもが苦しんでいるのが学校自体とその概念なのです。