今一度

>具体的にはよく分からないのですが「不登校中は発達障害の様な症状を出す」と聞いた事がありますが、大声奇声を発したり感覚過敏になったりする事を意味するのでしょうか?
1.その動物に痛みを与え続けると、その痛みから逃げようとします。
2.その痛みから逃げられないときには暴れます。
3.幾ら暴れてもその痛みから逃げられないときには、まるで統合失調症のような姿をしたり、全く動かなくなります。これを竦みの状態と言います。
動物は人間と違う要素がありますが脳の仕組みは同じです。これを人間に当てはめますと

1.人間は痛みを含めた辛いことから、逃げようとします。
2.逃げられない時にはよい子を演じます。
3.よい子を演じられないときには暴れたり、見かけ上暴れていなくても、自分を辛くする人に対して問題行動をします。
4.暴れたり、問題行動が出来ないとき、心の病の症状を出します。

これはどのような子供でも必ず成り立ちます。但し実験は出来ません。
特に2.のよい子を演じるは大人がよく間違える子供の反応の仕方です。あれだけよい子だった子供が突然荒れたり、問題行動(不登校を含む)をしたり、心の病の症状を出したりします。子供が突然変化した、どうしたのだろうと周囲の親や大人はとても慌てることになります。しかし子供の方では辛さに耐えて耐えて、耐え続けて、耐え続けられなくなって、次の反応の仕方になるのです。

本文中の発達障害の症状、大声、規制、感覚過敏、これらは全て子供の心が辛くて耐えられないと言うことを、言葉でなく、行動で示しているのです。3.と4.に相当します。但し、子供の心が辛くなったとき、その程度により1.2.3.の順に程度が辛くなりますが、3.と4.に関しては、子供の性格によって異なるようです。それでも一般に3.よりも4.の方が、子供の心がより辛いと考えても大きな間違いは無いようです。

これらの子供が言葉に出来ない、反応の意味を言葉に置き換えるのが私たち、不登校の子どもに対応をしている人の役目なのです。