心のエネルギー

>何年かかるか分かりませんが、引きこもって心のエネルギーが溜まり、引きこもりから抜けた後の話です。子供にエネルギーが溜まり、引きこもりを止めて外へ向かい行動が出来るようになり、その後、就労の意志が子供に沸いてきた時、いざ働こうと思っても、今度は雇う側の方から、引きこもり期間=履歴書空白期間に疑念を持たれ、就職面接で空白期間について突っ込まれたり、場合によっては書類選考の段階で落とされたりと、就労の意欲が子供にあっても、雇う側からノーを突き付けられてしまう事です。
ほんとうに心のエネルギー=意欲が高まっていたら、不登校、引き籠もりをしていた意味を説明できると思いますし、その間にいかに心のエネルギーを貯めることをしたかを、自信を持って説明できると思います。雇い主は学歴で仕事が出来るとは思っていません。会社が希望をする以後とをいかにやり遂げられるかの能力意欲を見ています。かえって不登校引きこもりをした当人の能力や意欲を買うと思います。
又それだけ意欲がある子供、現実には大人ですが、は自分を買って貰うのでは無くて、自分で売り込むし、自分で仕事を作ってしまいます。決して他人任せの生き方をしません。

きっとこのような御母様の発想をしていると、心が元気になった子供=大人は、かえって御母様の対応、発想、存在を嫌がると思います。

きっと御母様の発想は、心が元気になったという言葉の上だけからの発想では無いかと推測します。心が元気になったと言うことは、その子供=大人にとても強い生命力=生き方を発揮しますから。

>日本は、ブランクにとても厳しい国です。引きこもり期間が長ければ長いほど、アルバイトだろうと就職には不利だと思います。
現在の労働市場は人手不足です。このMSGは高度成長時代以前の話です。
現在でも大企業、収入に有利な企業ではこのことはあるかも知れません。でも現実に日本語もろくに出来ない外国人が日本で就労できるぐらいですから、ほんとうに働く気が合ったら、企業は学歴を気にしないはずです。人手が欲しいと言うのが現実ですが、日本の労働人口の中で、働こうとしない人が多いことも事実ですし、働けないからと言う理由で社会保障も完全では内ですが、充実していることも事実です。現実に医療を行っていますと、社会保障を受けるために、病気として治療をしていると装うために通院している人(体は働けるのですが、働こうとする意欲がない人)が結構居るのです。就労支援の仕組みもありますが、病気という理由で働こうとしない人、働いても直ぐ止めてしまう人が、多いことも事実です。このような人は自己否定がとても強いです。自己肯定感を高めたら、独力で生活できるのにと思うような人が結構居ます。

>子供のエネルギーを貯めるのも大事ですが、かと言って何年も、10年以上も引きこもりだと、心が回復し、引きこもりを止めて、子供が自分の意思で就職活動を始めたとしても、長期間引きこもっていたという人間を快く雇ってくれる職場なんてそうそうないと思います。だから親は焦るのです。
その親の焦りが、その親の子供から、働こうという意欲を奪っているようです。子供が就労についての自己否定をして居ます。所謂自信がないと言う言葉で表現できるかも知れません。
就労支援組織でも、このような人の働く自身を持たせる、働く意欲を持たせるために、色々と努力をしていますが、何かにつけて直ぐに自己否定を生じる性格に育てた親の問題点は配慮されていません。それが出来るのは母親なのですが、子ども時代に社会に向かう心のエネルギー=働こうとする意欲を高める子とを考えないで、働け働けと働けない子供を否定し続けた子育てを、大人になって取り戻す難しさがあります。

社会的に自立した大人を作るには、子供のうちから心のエネルギーを高めてあげるのが先で、その結果として就労が生じます。その点を考えて頂きたいと思うのです。但し例外があります。その就労が子供やその大人の求めていることと一致する場合には、就労から心のエネルギーを得られる場合もあるかも知れません。その様な例は希だと思いますが。
其れは不登校についても共通する部分があります。