中学校を卒業して大人になって

現実問題として、それなりの学歴がないと社会で雇ってもらえません。特に、中卒では雇ってもらえる所もとても限られてしまいますし、しかも中卒のまま何年も引きこもりだと、いざ仕事をしようとしても、書類選考の時点で門前払いだと思うのです。

このMSGを呼んだある母親からのMSGです。その母親は、なぜ、話が就労にいくのか、私もちょうど不思議に思っていました。

現実問題、就職、社会人になることについて、確かに親は心配?ですが、それは、高卒でも、大卒でも、同じかもしれません。心配したところで、、、。生きるのは本人です。

心配は、今、こどもが、辛いのか辛くないのか、を考えたほうがよいのかもしれません。また、其れと同時に、親の自分自身が、元気に生きることを考えたほうが良いかもしれません。

私には、学校に行かずに、成長して、こころが元気になり、たくましく大人になった人が、どのような、社会人、具体的にに、どのように、生きているのか、知る機会があまりありません。元気になってしまえば、不登校引きこもりの時期のことを忘れてしまうからかもしれませんが。

私は長いこと海外生活の中で子育てをした人を何人か知っています。その中の一人の話を思い出しました。その人は幼いときからバイオリンが好きで、親もバイオリンの演奏家です。海外に居るときの中学生年齢から学校生活が辛くなり、その結果不登校になり、その後学校にはいかなかったそうです。親も不登校について何も言わなかったようです。
大好きなバイオリンに没頭できて、母親もバイオリンの演奏を教えてくれるという良い条件がそろっていました。その方面に能力を発揮するという特殊な環境だったことは事実です。学校に行かないで、大好きなバイオリンの演奏に没頭できて、又それなりの成果を上げられて、演奏で生活が成り立っています。自分を押し殺して学校に行かなくて、ほんとうに良かったと言っていました。

色々なことで、子供が学校に行かれなくなるこどもは、仕方ないと思います。きっと、感性が鋭敏なのです。