中卒では

<質問>

現実問題として、それなりの学歴がないと社会で雇ってもらえません。特に、中卒では雇ってもらえる所もとても限られてしまいますし、しかも中卒のまま何年も引きこもりだと、いざ仕事をしようとしても、書類選考の時点で門前払いだと思うのです。

<回答>

>現実問題として、それなりの学歴がないと社会で雇ってもらえません。
高度成長期には、中学卒業生は金の卵としてもてはやされました。現在、中学卒業で就職しようとする子供が極めて少なく、このような言葉はなくなっていると思います。

現在学歴があっても、仕事に向かう意欲が無いと、会社で雇ってもらえないし、雇ってもらえても、短期間で仕事が続かなくなり、四と五を止めざるを得なくなります。

有名企業には就職活動として大学から就職する人が多いようですが、中卒でも就職を申し込めるはずです。その際に中卒だからと言って、採用をしないと言うことはないと思います。その子供の持っている能力、意欲が採用の重要な要素になると思います。

確かに大学での学習が即仕事に応用できる職種もあります。多くの職種では就職と同時にキャリアが始まるのではないかと思います。つまり多くの職種では、大学での勉強がそれほど役立たないようです。

現在履歴書に学歴を書かない傾向にあるのではないかと思うのですが、どうでしょうか?

>中卒では雇ってもらえる所もとても限られてしまいます
きっと中卒で引きこもりを続けて、大人年齢になり、就職しようとすることを意味していると思います。中卒から大人年齢までの間に、その子どもなりの挑戦、能力の高まりがあったら、其れを生かした就職が出来るはずです。

問題は中卒で、心が辛いまま大人になった場合でしょう。その場合は絶対に避けなければなりませんし、親が子どもの心を辛いままにしておくことに問題があります。

>しかも中卒のまま何年も引きこもりだと、いざ仕事をしようとしても、書類選考の時点で門前払いだと思うのです。
もっと重要なことは、就職できても、仕事が出来ない、仕事が続かない、その結果会社を辞めざるを得なくなり、就労前の辛さに、就労後の自己否定が加わって、子供の人生は悲劇的になると思います。
このような子供は就労を考える前に、心を元気にする必要があります。心が元気になると中卒でも、将来が開けてきます。その将来には進学、特殊技能、特別能力など、学校では得られない能力も入ります。