韓国の辛さの厳罰化

私たちが気づいていないことに、 「辛いことには相乗作用」 があると言う事実です。つまり、些細な辛いこと、辛いと気づかない辛いことの後に、やはり辛いこと、辛いと気づかない辛いことが続くと、後からきた辛いことが、その元来の辛いこと以上に辛いことになってしまう事実です。辛いことを解消しないで次の辛いことを経験すると、その後から経験した辛いことが、元来その辛いこと以上に辛く作用をするのです。学校内で辛い経験をして、その辛さが解消しないで別の日に学校内で辛い経験をすると、その後から経験したことが元来の辛さ以上に辛く子供に作用をします。

これを繰り返すことで、先生や親から見て学校内での辛さがたいしたことで無いと思えても、子供の方ではその辛さを繰り返すことで、学校内で死ぬ程辛い辛さになってしまうと言う事実です。この心の反応は大人でも同じですが、大人は自分で辛さを他の何かで解消出来ることが多いです。それでも解消出来ない大人は、職場が辛くなり、色々な問題を生じてしまいます。他の人から見て格別問題ない職場が、その人にはもう行かれなくなる、行こうとすると色々な辛い症状を体に出すようになります。

子供が学校で辛くなっても、家庭に帰って、家庭でその辛さを解消出来たら、学校での辛さは無かったのと同じになります。その結果、学校内で次の辛さを経験しても、子供は又家に帰ってその辛さを解消出来て、その翌日今までと同じように学校に行かれるようになります。

ところが今の家庭が学校化して(このことを説明しません)いて、学校で辛くなった子供の心が家庭で解消出来ない場合が多いと推測されます。母親が子供の心に気づかなくても、子供が納得するまで、学校の辛さを解消出来るまで、子供が楽しいこと、例えば母親との会話、ゲーム、漫画、テレビ、アニメなどに没頭できたら、子供の学校での辛さは解消出来て、翌日子供はいつもの子供で学校に行かれるのです。ところが実際それを許す家庭は少ないです。特に母親との会話とスキンシップは学校で辛くなった子供の心を解消してくれるのですが、今の母親は其れをしようとしません。昔の母親も其れを十分にしていなかったのでしょうが、昔の家庭は今ほど学校化していませんでした。家に帰ってもその子供なりに家の外や家の中で楽しく過ごすことが出来ました。

つまり今の家庭が子供の学校での辛さを解消出来ないので、子供の心の中で、この 「辛いことには相乗作用がある」 という辛さの効果が生じて、学校内での些細な辛いことが、家庭内で辛さを解消出来なかった子供には、だんだんとても辛いことになってしまっています。 「この辛さの相乗効果を気づかない限り、何故子供の心が辛くなったのか、他人から理解できないのです。」 親や大人から見て理由も無く、心が辛い子供が出てくるのです。