息子からのメール

何度も、息子からの"学校に行きたい”、わたしからの”学校に行かないで。"の押し問答を繰り返してきました。最近の息子はゲームを殆どしなくなりました。パソコンやゲーム機を処分して。とか言われていましたが、私はまだ使うと思って拒否していました。昨日、割り算をしている紙を部屋で見つけました。そして下記のようなメールを送ってきました。

◆息子からのメール◆

お話があるんだけど、学校に行きたいと言うか、そういう訳じゃないけどそろそろゲームとかするのとかがマルチタスク化して疲れてるから学校の中の前で言えば"触れ合い教室"みたいな所があれば行きたいから協力して欲しい。
将来が心配とかそういう事ではなくて、さっきも言ったけど毎日やることがタスク化してて寝る時間が増えたり、お出かけするのとかもしんどいっていうのがあることを理解して欲しい。

お出かけがしんどいっていうのは私にとって何も更新ができないという事で、自分自信を追い詰める行為でもある。お勉強は自分がやりたいからやる。楽しくなかったら行かないけど、一旦行かせて欲しい。今のりりこには少し刺激が必要
クラスに入るつもりはない。少しづつ4年分くらいの勉強をするつもりで考えてます。
否定から入らずにちゃんと聞いて欲しい事です。ゆっくりする時間は自分で作るからママが言わなくていいし、もう自分で管理できるし嫌なことは嫌と言うから大丈夫。色々言っといて学校が合わないからやっぱりお家でやるってことになるかもしれないけど、手伝って欲しい。
ここまで息子に言われたら、行かせてあげたいと私は思いました。積極的に手伝うのではなく、行かなくてもいいのだけど、そこまで言うなら。いつでもやめたらいいから。のスタンスで。

<解析>

>何度も、息子からの"学校に行きたい”、わたしからの”学校に行かないで。"の押し問答を繰り返してきました。最近の息子はゲームを殆どしなくなりました。パソコンやゲーム機を処分して。とか言われていましたが、私はまだ使うと思って拒否していました。昨日、割り算をしている紙を部屋で見つけました。そして下記のようなメールを送ってきました。
この息子さんの姿から、息子さんは未だ方向性が付いていない心のエネルギーに突き上げられていると推測されます。この息子さんの姿から息子さんのメールを解析してみます。

>お話があるんだけど、学校に行きたいと言うか、そういう訳じゃないけどそろそろゲームとかするのとかがマルチタスク化して疲れてるから学校の中の前で言えば"触れ合い教室"みたいな所があれば行きたいから協力して欲しい。
このような不登校の子供からの言葉は、子供の心が元気になっていく過程で良く経験します。ただ、未だ心が元気になってきているのではありません。この心が未だ元気になっていないという点を、母親は間違え易いです。

>将来が心配とかそういう事ではなくて、さっきも言ったけど毎日やることがタスク化してて寝る時間が増えたり、お出かけするのとかもしんどいっていうのがあることを理解して欲しい。
>お出かけがしんどいっていうのは私にとって何も更新ができないという事で、自分自信を追い詰める行為でもある。お勉強は自分がやりたいからやる。楽しくなかったら行かないけど、一旦行かせて欲しい。今のりりこには少し刺激が必要クラスに入るつもりはない。少しづつ4年分くらいの勉強をするつもりで考えてます。
>否定から入らずにちゃんと聞いて欲しい事です。ゆっくりする時間は自分で作るからママが言わなくていいし、もう自分で管理できるし嫌なことは嫌と言うから大丈夫。色々言っといて学校が合わないからやっぱりお家でやるってことになるかもしれないけど、手伝って欲しい。
これは息子さんの心のエネルギーに突き動かされたことに夜、息子さんの持っている知識からの言葉です。言葉知識から発せられますが、その言葉を発する原動力は心のエネルギーの場合があります。

ここまで言えるなら、息子さんの心のエネルギーはかなり大きいです。しかし十二分ではありません。心のエネルギーが十二分なら、この言葉を言わないか、言っても、その後で母親の反応に関係なく、言葉通り、又はそれに近い行動をはじめてしまいます。この微妙な違いを指摘しておきます。心のエネルギーが十分なら、御母様が息子さんの言葉(本心でない)に沿って対応をしても、運が良ければ不登校問題(息子さん発の意思で学校に行かれます)の解決になる可能性もあります。しかし学校内に大きな問題があって、その問題を息子さんが乗り越えられないとき、息子さんの今まで弱まってきたトラウマが再強化されてしまいます。

>ここまで息子に言われたら、行かせてあげたいと私は思いました。積極的に手伝うのではなく、行かなくてもいいのだけど、そこまで言うなら。いつでもやめたらいいから。のスタンスで。
不登校の子供を育てている母親なら、この言葉で嬉しくなって、御母様のように考えてしまうのは当然です。しかし上記の様に、危険性は少ないですが、未だトラウマが再燃する危険性があります。そこで相談を受ける物として、心のエネルギーが十二分に大きくなってから息子さんを学校に戻すことを考えるのです。

上記の様に心のエネルギーが十分に大きいだけでは、学校内での問題=障害を必ずしもお子さんが乗り越えられるとは限りません。学校内での問題をお子さんが必ず乗り越える能力を持っているかどうかの判断の仕方は、「母親はお子さんが学校に行かないように対応をするのに、お子さんが母親の学校に行かさない対応を無視して、自分から学校に行ってしまう姿」です。母親の学校に行かさない対応を乗り越えられるなら、子供は必ず自分で学校内の問題を乗り越えられるからです。