楽しみだけど不安

本人がとても楽しみにして、参加したい活動についても、不安になるのは、性格からくると判断してよいでしょうか?
活動参加の数日前から、大丈夫だよね?と確認してくるので、大丈夫だよって伝えています。本人も行きたい意思が強いものに関しては、行けるようにこちらがサポートする、行きたくないものは、行かなくてよいと伝えると良いでしょうか?
例えば「それは楽しみだね。だけど不安もあるのね。その場合は不安があることを優先して、参加しなくて良いと御母様は思っている」と言われるのが良いです。

<解析>

>本人がとても楽しみにして、参加したい活動についても、不安になるのは、性格からくると判断してよいでしょうか?
そうですね。性格からだと思います。つまり本心は恐怖を感じているのですが、子供の持っている知識から楽しいはずだとなっています。ですから波風を立てないで、温和に解決するには、知識も否定しないで本心を尊重する対応が必要です。

この場合「楽しみかも知れないけれど、御母様は参加しないようが良いと思っている」でも良いし、「御母様は参加しないで欲しい」だけでも良いし、「参加は止めなさい」でも良いです。「参加は止めなさい」と言った場合、子供から御母様をテストする言葉や行動が見られる可能性が高いです。しかし最終的に子供の心に安心感を与えるのは、そして子供の心から登校刺激を取り除き、不安を解消するには「参加を止めなさい」が一番効果的です。知識の中にある登校刺激を否定してあげられるからです。知識の中の登校刺激を否定すると、子供はそれが母親の本心かどうかのテストをすることが多いです。

>活動参加の数日前から、大丈夫だよね?と確認してくるので、大丈夫だよって伝えています。
常識的にはこの答えが良いのですが、そして心が元気な子供にはこれで良いのですが、お子さんの様な不登校のお子さんには常識的な答えは好ましくありません。お子さんの知識を肯定しますが、お子さんの本心である情動を否定になるからです。御母様は大丈夫だと言わないで、それなら行くのを止めなさい。家で楽しいゲームをしていなさいと言ってあげると良いです。

>本人も行きたい意思が強いものに関しては、行けるようにこちらがサポートする
上記の様にそれが常識的な対応ですが、子供の本心は情動ですから、不登校の子供にはこの対応は子供の本心、情動の心の否定になります。行かさない対応をして、それでも行くなら行かせて良いです。
サポートが後追いの意味ならそれでも大きな間違いになりません。サポートに先周りをして対応をすることを含んでいるなら、かえって子供の本心=情動を辛くしてしまいます。

>行きたくないものは、行かなくてよいと伝えると良いでしょうか?
子供の知識から言葉で行きたいと言っても、行かれない(子供の本心=情動が拒否をしている)なら、お子さんの本心は行きたく無いのです。言葉は建前です。本心は行動です。御母様はこの点を理解できていらっしゃらないから、お子さんの不安を今まで引きずらせている可能性があります。