解説4

しばらくして泣き止むとそっと自分の部屋に入りました。もう泣いてはいないと思います。明日、学校に行くことはないと思います。ただ今日の出来事で息子の心に深い傷を感じたのですが、登校刺激によって一瞬で学校に対するトラウマ、fecorが泣きじゃくると言う表現ででてきたのでしょうか。素直に話をしてくれてよかったと思っていますが、4年経つと言う言葉に息子の本当に気持ちが表れているような気がしました。子どもの心でもう4年だよと言うことは自己否定もしていると考えられるのでしょうか。私も少し混乱してしまいました。息子の心に寄り添えていたかどうかもわからなくなってしまいました。

>しばらくして泣き止むとそっと自分の部屋に入りました。もう泣いてはいないと思います。
同級生から登校刺激を受けたことは間違いないはずですが、なぜ息子さんが登校刺激を受けて荒れなかったのか、考え続けていました。その結果今までの私の解説1~3とは異なったことを言うかも知れません。お許しください。

登校刺激を受けると、不登校分類3の子供は、学校に反応をして子供を辛くするトラウマ=fecorが反応をして、とても辛い状態になり、家に帰ってきてから荒れまくって良いはずです。しかし息子さんは荒れることなく、泣き出してしまいました。なくと言うことは恐怖の表現として、私に言わせれば特殊な表現の仕方です。大人の言葉で表現すれば(子供はそのように考えていません。単に反応をしているだけなのですが)辛いから助けてという意味のように、私は解釈します。辛いことは間違いないのですが、子供の情動は大人の言葉で言うなら助けてと言う意味合いが大きいと思われます。

今までの母親の対応から、息子さんは学校をほぼ忘れていたと推測します。そして同級生から学校を思い出さされて、学校に行くべきだと言われたのでしょう。私の勝手な推測ですが、息子さんは学校をほぼ忘れていて、学校に行くこともほぼ忘れていたのではないかと推測します。その状態で、学校を思い出して、学校に行くように言われて、息子さんは混乱したのではないかと思います。息子さんは学校を思い出して、学校に行くようにと同級生に言われて、学校に行かなくてはならないと意識したと推測されます。

息子さんは未だ学校に行くだけの心のエネルギーを持っていなかったようですから、同級生の言葉に混乱を生じて、御母様に助けを求めたのだと思います。大人の言葉で言うなら、学校に行かなくてはならないけれど、未だ学校に行かれないから、どうしたら良いか、お母さん助けて!という意味で泣いたのではないかと推測します。

>明日、学校に行くことはないと思います。
息子さんは未だ学校に行くだけの心のエネルギーを持っていませんし、母親も学校に行かないことを認めていますから、同級生から登校刺激を受けても、息子さんは学校に行かないでしょう。

>ただ今日の出来事で息子の心に深い傷を感じたのですが、登校刺激によって一瞬で学校に対するトラウマ、fecorが泣きじゃくると言う表現ででてきたのでしょうか。
私は上記のように考えますから、fecorの反応は極めて弱かったと、母親として気にしなくて良いと思います。母親の対応が良かったから息子さんは学校を忘れ続けていました。その結果登校刺激への反応が極めて弱くなっていたと言うことを意味していると思います。

>素直に話をしてくれてよかったと思っていますが
息子さんと母親との間の信頼関係がとても強いようですね。

>4年経つと言う言葉に息子の本当に気持ちが表れているような気がしました。
息子さんが4年間も学校を忘れて、心を元気にしてきているという意味でしょう。未だ学校に行くのに必要なだけの心のエネルギーが貯まっていませんが、もうすぐ(それでも数年はかかると思いますが)学校に行けるだけの心のエネルギーを貯められると推測します。

>子どもの心でもう4年だよと言うことは自己否定もしていると考えられるのでしょうか。
自己否定があったとしてもとても弱かったと思います。それよりも学校に行っていない息子さんを母親に助けを求めています。そこで母親が息子さんを助けなかったら息子さんは自己否定をしてしまうでしょうが、母親が息子さんに学校に行かない対応をしたので、息子さんは安心して不登校を続けて、学校に向かう心のエネルギーが貯まったら、自分から学校に行くと推測されます。あと何年か後のことです。

>私も少し混乱してしまいました。
確かに息子さんの心の理解は母親にとって難しかったと思います。

>息子の心に寄り添えていたかどうかもわからなくなってしまいました。
寄り添えていたから息子さんは学校を忘れて、安心して不登校を続けていました。その間に心のエネルギーを貯めてきています。心のエネルギーが貯まっていなかったら、同級生からの登校刺激で息子さんは荒れていたはずですから。