MSGから私なりの意見3

念のための補足ですが、娘が通っている私立中高一貫校は、いわゆる高偏差値の難関校ではなく、むしろ偏差値帯でいえば低く、偏差値39の女子校です。

娘は小6の時、毎月の実力判定テストで偏差値35でした。
それでも合格する学校ですので、一般的に中学受験と聞いて連想するような難関校の受験ではありません。塾の勉強も娘は基本問題だけでした。偏差値を上げろとか難関校に入れとか、私も塾の先生も一切言っていませんでした(塾の先生は娘の不登校を知っていました)。
受験校も娘本人が決めて本人の好きなペースで挑戦していたように見えた受験でした。

偏差値や進学実績ではなく、在校生や先生方がのびのびしていて優しく明るく元気だったので、勉強や偏差値ではなく校風で娘が自分で決めて入学した学校です。

2科目で受験できて高校受験も回避できるため、娘の勉強や学校生活の負担を最小限に抑えることができるのではないかと考えたことが私が中学受験を否定しなかった主な理由でした。

娘の成績で入学して1学期の定期テストでは学年で真ん中くらいの成績でしたので、お勉強が苦手な子ややらない子もそれなりにいるでしょうし、先生もプロですからお伝えした数学の宿題については偏差値30台の学校で質や量が特別難しいものを出したとは思えません。

ただ、はじめての文化祭で楽しい余韻にいる中で、折角の振り替え休日に宿題なんか出さなくてもいいのになー、ゆっくり休ませてあげて欲しいなー、とは元不登校児の母親として感じました。
文化祭が終わり、すでに学校は来週から中間考査に入ります。

昨日娘に「勉強はしなくていいから。学校もやめていいから。」と言った時には娘は「学校で勉強なんかやってないから」と言っていました。

学校でいわゆる問題行動を起こしてしまう前に、トラウマが悪化する前に、学校から早く切り離してあげないといけないかな、と、考えていますが、先週1日だけ休んで次の日からお弁当が無くても母親が家にいなくても未洗濯の汚れたシャツを着て2日続けて登校した娘を見ていると、どうしてあげるのが良いのか分からずにおります。

<解説>

>娘が通っている私立中高一貫校は、いわゆる高偏差値の難関校ではなく、むしろ偏差値帯でいえば低く、偏差値39の女子校です。
学校が公立であっても、私立であっても、偏差値が高くても、偏差値が低くても、学校であることには変わりありません。学校であることに変わりないという意味は、不登校の子供が学校と認識するかどうかです。ですから、特別教室でも、フリースクールでも、塾でも、子供が学校と潜在意識で反応するなら、その子供にとってそれは学校であり、不登校の子供なら登校刺激として機能をします。

>娘は小6の時、毎月の実力判定テストで偏差値35でした。
>それでも合格する学校ですので、一般的に中学受験と聞いて連想するような難関校の受験ではありません。塾の勉強も娘は基本問題だけでした。偏差値を上げろとか難関校に入れとか、私も塾の先生も一切言っていませんでした(塾の先生は娘の不登校を知っていました)。
お嬢さんはどのような言葉を使ったか分かりませんが、お嬢さんの潜在意識では学校として、登校刺激として反応をしていたはずです。

繰り返しますが大人の心と子供の心と異なります。大人の心で問題ないと判断できても、子供の心がどのように潜在意識(言葉はよい子を演じている場合が多いです)で感じていたかでしょう。お嬢さんが言葉でどのように表現していても、その行動でその学校に行きづらいなら、その学校が登校刺激になって居ます。その事実をお母さまが気づけないのは当然ですが、お嬢さん自身も気づけないことが多いのです。

>受験校も娘本人が決めて本人の好きなペースで挑戦していたように見えた受験でした。
これは大人の心からの判断ですね。お嬢さんの心は違っていたはずです。多くの場合大人の心からの判断の逆を子供の心は感じていたと考えてあげると、失敗をしません。

>偏差値や進学実績ではなく、在校生や先生方がのびのびしていて優しく明るく元気だったので、勉強や偏差値ではなく校風で娘が自分で決めて入学した学校です。
>2科目で受験できて高校受験も回避できるため、娘の勉強や学校生活の負担を最
>小限に抑えることができるのではないかと考えたことが私が中学受験を否定しなかった主な理由でした。
お母さまがお嬢さんを思ってくださっていることは良く伝わってきます。お母さまもお嬢さんの行動を素直に観察なさって、その行動からの判断もなさっていらっしゃいます。

>娘の成績で入学して1学期の定期テストでは学年で真ん中くらいの成績でしたので、お勉強が苦手な子ややらない子もそれなりにいるでしょうし、先生もプロですからお伝えした数学の宿題については偏差値30台の学校で質や量が特別難しいものを出したとは思えません。
この部分はお母さまの大人の心からの判断ですね。極めて常識的な御母様の判断の仕方です。では子供の心のお嬢さんはどのように感じていたのでしょうか?そのことにお母さまが触れていらっしゃいませんから分かりませんが、多くの場合、常識の逆を感じていると考えると間違えることは少ないですし、間違っても禍根を残しません。
これは不登校の子供のお母さまへの情動手段の提案です。ですからお嬢さんに当てはめてもおおきな問題になりません。出はしなければならないかというと、お嬢さんの場合、未だ心は不登校状態ですが、どういうわけだか分かりませんが、学校に向かう挑戦をして居ます。

>ただ、はじめての文化祭で楽しい余韻にいる中で、折角の振り替え休日に宿題なんか出さなくてもいいのになー、ゆっくり休ませてあげて欲しいなー、とは元不登校児の母親として感じました。
確かにその通りですね。但し子供の心のお嬢さんもこのように感じているでしょうが、其れ以外のことも感じていたかもしれません。それは分かりません。でもお嬢さんが挑戦をして居るなら、お母さまがお嬢さんに思われた思いと異なっているはずです。

>文化祭が終わり、すでに学校は来週から中間考査に入ります。昨日娘に「勉強はしなくていいから。学校もやめていいから。」と言った時には娘は「学校で勉強なんかやってないから」と言っていました。
これはお嬢さんにとってありがたいお母さまからの提案でした。お母さまがこの言葉を言われたときにお母さまに笑顔があったら、お嬢さんは今まで以上の挑戦をすると思います。

>学校でいわゆる問題行動を起こしてしまう前に、トラウマが悪化する前に、学校から早く切り離してあげないといけないかな、と、考えていますが、
学校に反応をして子供を辛くするトラウマを持っているお子さんならその通りです。

>先週1日だけ休んで次の日からお弁当が無くても母親が家にいなくても未洗濯の汚れたシャツを着て2日続けて登校した娘を見ていると、どうしてあげるのが良いのか分からずにおります。
お嬢さんは不登校です。不登校ですが、学校に反応をして子供を辛くするトラウマを打ち消そうとする何かをしています。私の言葉で言う挑戦です。
不登校の子供は学校自体がとても、死ぬほど辛い物ですが、お嬢さんは学校内に何かを見つけてそれを求めています。その求める力がトラウマの力を打ち消して学校が辛くなくて、学校に喜びを感じられているようです。
お嬢さんが学校内で何かを求めているその何か、MSGから分かりません。お母さまも気づいていません。きっとお嬢さんも気づいていないはずです。お嬢さんは学校に行く時間になると、何か分からない心の奥底からこみ上げてくる喜びを感じて、身の回りのこと、勉強のことなど気にしないで、学校に向かっているようですね。この心の動きはトラウマの動きと非常に似ていますが、その効果は真逆なのですか