不登校の子供への対応の骨格

不登校、引き籠もりの対応法を相談されてきていますが、その相談されるケースは似たものもありますが、全く同じな物はありません。それ故に母親が他の似た人のケースを知って其れを参考にして対応をするのも悪くはないですが、不登校、引き籠もりの子供の心の立場(主として小、中学生。心の病の症状を出しているときは少し異なります)から言うなら、以下の7つのことを母親が考えて対応をするので十分です。以下の7つを、子どもの心の状態、置かれている状態に合わせて、選択して対応をすれば良いです。

「対応法の要約」
1)登校刺激を取り除く
2)(母親だけは、どのような子どもの姿でも)ありのままの子どもを認める
3)傾聴(時間制限をつけない。相槌は入れる、オーム返しはして良い。決してアドバイスや説明をしないこと)
4)共感とスキンシップ(大好きだよ、お母さんの子どもで有り難う、今のあなたで良いよ、と言う言葉を忘れないように)
5)子どもの要求を100%だけ、即座に、笑顔で叶える(非常識でも、危険でも、法律に反していても、母親だけは叶えようとする姿勢を見せる。その場合には必ず叶えることを意味していない。)
6)(子どもが荒れなくなっり、問題行動がなくなって、子どもが楽しみに没頭できるようになったら)母親は子どもを見ない、言わない、母親の笑顔、だけにする
7)其れ以後、子どもの動きを後追いするだけにする。決して先回りをしない

参考書
子どもは何を考え、感じ、行動するか(880円、風詠社)
子どもの立場からの不登校、いじめ、引きこもりについてのQ&A(500円、風詠社)