心のエネルギーを高められても

子どもが母親から守られて、エネルギーを高められても、ニートやフリーターになる可能性もあると言う考えで良いでしょうか。そう言ったお子さんも先生のご経験上で多いのでしょうか?母親は、子どもが引きこもりでは無いし元気ならそれで良しと思い、今後積極的に社会活動に参加するかどうかは本人に任せると言う意識で良いでしょうか。正直、期待を持ってしまうのが私の本心です。今から覚悟と言うか、期待しすぎないように、それは運任せ。と、考えておいた方が良いのかなと思いましたので。結局、順調に大学卒でもやりたい事見つからないとか事情も有りで、ニートフリーターのお子さんもいる訳ですしね。

<回答>

>私のような活動では、子どもが不登校、引き籠もりで、母親がその対応法が分からなくて相談を受けています。母親が対応法を理解して、子どもの姿が母親の納得がいく姿になると、相談がなくなるのが普通です。多くの相談に乗る子どもの年齢は思春期ぐらいまでです。それでも20代の子どもの相談に乗ることもあります。その範囲では、それらの子ども達は社会的に自立して

それ故に、子どもが社会的に自立して、社会活動ができるようになるまで見届けられた例は僅かです。それらの子どもはその子どもなりに、そして母親が納得できる社会的な自立ができています。

>子どもが母親から守られて、エネルギーを高められても、ニートやフリーターになる可能性もあると言う考えで良いでしょうか。
子供の心のエネルギーが大きくなっても、その心のエネルギーを注ぐ方向がすぐに就労に向かうわけではありません。子供がその子供なりに自分探しをして社会に出て行っています。それまで元気で引きこもりをしている場合、引きこもりを辞めて社会に出ていくけれど、就労まで心のエネルギーを注げない場合、心のエネルギーを就労に注げるけれどまだアルバイトの程度の場合と、アルバイトからニートに戻ってしまう場合など、引きこもりの子供が社会に出ていく姿に、規則性はありません。

>そう言ったお子さんも先生のご経験上で多いのでしょうか?
不登校、引きこもりの子供が社会に出ていく姿をすべて終えているわけではありません。しかし少なくとも、社会に出ていけなくて子どもも母親も苦しみ続けるという経験はありません。そのことから、最終的に母親が納得する姿で社会に出て行っていると理解する理由です。

>母親は、子どもが引きこもりでは無いし元気ならそれで良しと思い、今後積極的に社会活動に参加するかどうかは本人に任せると言う意識で良いでしょうか。
母親にそのように理解してもらっていますし、母親もそのように理解すると、子供はその子供なりに社会に出て行っているようです。その時の姿に母親が納得できているようです。

>正直、期待を持ってしまうのが私の本心です。
母親がそれを乗り越えてくれると、子供は安心して子供なりに社会に出ていてくれているようです。つまり、子供を見ない、子供に言わない、母親の笑顔を貫いてもらうのが良いです。

>今から覚悟と言うか、期待しすぎないように、それは運任せ。と、考えておいた方が良いのかなと思いましたので。
それでよいお母さまはそれでよいと思います。
私が相談に乗っている母親について、私は母親に母親なりの時間の過ごし方(趣味、就労)に没頭してもらって、子供から何か要求がない限り子供にかかわれない状況を母親自身で作ることを進めています。

>結局、順調に大学卒でもやりたい事見つからないとか事情も有りで、ニートフリーターのお子さんもいる訳ですしね。
一番の問題点は大学を卒業しても就職しない、就職してもすぐに職場を辞めてしまう若い人が20%以上いるという事実があります。このような子供の場合、ニート、フリーターより悲劇ではないかと思います。
また、就労を続けて、家庭を持って、そこで仕事を続けられなくなった場合、それは最高に悲劇になります。心の病として投薬され、家庭崩壊になるような場合の相談を受けることがあります。