2月2日のコメントより(1)

この様なお子さんが自分の子供の友達だとどのようにしたらいいのか私なら困ってしまいます。
うちも小1のときですが、色々といじわるされていることを娘からは聞いてはいたのですが、ある男の子に消しゴムを隠されたと子供が訴えたその日に小学校に乗り込んで、その男の子の引き出しに娘の消しゴムが入っていたのを担任の目の前で現場を押さえました。が、その後、その消しゴムを隠した子の親にどのように言ったのか全く教えてもらえませんでした。親からは謝罪もありませんし、そもそも親に伝わっているのかも分かりませんでした。その後、席替えにはなりましたが、別の子がターゲットに変わっただけでした。近所だからこそ、その子の親とトラブルを抱えたくないので、何も言わずにその時は学校に任せたんです。本当は直接言ったほうがよかったのか今でも正解は分かりません。その後、家庭の事情で私達が引っ越してしまったのでその男の子がどうなっているかは分かりません。
うちの子供は不登校で子どもと全く遊ばないので今はこういった悩みは直面していませんが、よそのお子さんの問題が、親に言っても通じない(と思われる方の)場合、自分の子供を守りたくてもすべがなく、困ってしまいます。。(もちろんその問題行動するお子さんは、辛い思いをしていることは分かりますが…何もできないのが現実です)

<解説>

>この様なお子さんが自分の子供の友達だとどのようにしたらいいのか私なら困ってしまいます。
常識では、意地悪をする子どもの意地悪を止めさせる対応を大人はすべきと考えます。意地悪がなくなると、自分の子どもに意地悪をされることがなくなると考えるのは常識的です。ところが大人の心と子どもの心と異なることを考える必要があります。

意地悪をする子どもについてです。意地悪をする子どもは意地悪をしているとは感じていません。意地悪をする子どもは生活を楽しんでいる、子どもですから楽しく遊んでいると表現した方が正しいと思います。もっといじめる子どもの心に沿った表現をすると、心の辛さを癒やしている(親や大人達から受けた嫌悪刺激に対する反応症状、回避行動)と言って良いと思います。ですから、大人を含めた周囲から意地悪を止められたら、普通の子どもで楽しい遊びを禁止されたと同じように反応をして、意地悪をしている子どもの心から言うなら、辛さを回避する回避子うを禁止されたと反応をして、他の楽しい遊びを、他の楽しい遊び方、他の辛い心を癒やす方法を、その結果意地悪をされた子どもや他の子どもから見たら、どうしたら意地悪になる様なことを続けられるかをその子どもなりに、無意識に(嫌悪刺激の回避行動だから)求めることになります。

意地悪をする子どもが意地悪以外に自分から他に楽しむ方法を見つけることはまずできません。他に楽しめる物があったら、子ども通しは求め合う物ですから、他の楽しいことをして、他の子供に意地悪をしません。他に楽しみがないから、意地悪をして楽しんでいるのですから。ですから、意地悪がより意地悪になったり、他の人の目に付かないところの意地悪をするようになります。

意地悪をする子どもが意地悪以外に楽しみがない原因は、意地悪をする子どもの親にあります。親は子どもを親が希望するよい子に育てたいとして、親の希望を子どもに当てはめて、そこから逃げられないようにしてしまいます。例えば勉強や親が希望する特技です。それを檻に入れた動物をしつけるように、子どもの逃げ場を無くして、子どもに要求をし続けます。学校やその行き来は親の監視がなくなるので、子どもは親の要求することをしないで、その子どもとして楽しいことをするのですが、それがたまたま他の子どもに意地悪になっています。

この心の問題を踏まえて、意地悪された子どもの親は、学校の先生を含めて、他人では意地悪をする子どもの意地悪を止められない(意地悪をする親が子どもの心が辛いことを気づいて、その辛さから子どもを守ろうとしない限り)ことを踏まえて、常識的な対応を止めて、自分の子どもを意地悪から守る対応をする必要があります。具体的には、意地悪をされる子どもは、意地悪する子どもから逃げることを許して上げる必要があります。学校を休ませる(クラスを変えるだけでは必ずしもその意地悪から子どもを守られないことが多い)か、転校をすることを考える必要があります。又常識的には、意地悪する子どもより腕力が強い子どもにすることも考えられますが、意地悪する子どもより腕力が強いことで、意地悪を受けない場合もあります。しかしこれも必ずしも良い方法ではありません。意地悪をする子どもはグループを組んで意地悪する場合もあるからです。