イライラする男の子(2)

>小学生3年生の男の子の暴言と問題行動が日に日に増し、常にイライラしています。
この男の子のイライラして荒れたり問題行動をする姿はデイサービスという場での姿です。デイサービスや家庭では、この男の子の姿を大人の力で押さえつけて変えようとする力が小学校ほどでないので、この男の子は割と素直に自分の辛い心を表現していると推測されます。

何に男の子が反応をして心を辛くして暴言と問題行動をするのかを考える必要があります。そこで参考になるのが日に日に増しと言う言葉です。この言葉をそのまま信じるなら、男の子の心に、程度の差はありますが、トラウマができていて、それが日に日に強化されていると考えられます。男の子のこれらの暴言や問題行動が就学善にあったかどうか分かりません。けれど就学後これらの暴言や問題行動が現れて、それが強まって行っていると言うことから、この男の子の心には、学校に反応をして子供を辛くするトラウマ=FCRがあると考えると説明が付きやすいです。私に言わせるとこのトラウマが、学校に、デイサービスに、あるから、この男の子のトラウマがドンドン強化されていって居るのだと推測されます。あくまでも私の経験からの判断であり、其れ以外は考えられません。

もしこの男の子が、学校に反応をして子供を辛くするトラウマがあるなら、学校でこの男の子は死ぬほどの辛い思いをしているはずです。しかし先生方はその事実に気づくことはできません。勿論この男の子も言葉でトラウマの存在を言えませんし、なぜ自分が暴言と問題行動をするのか理解できませんし、言葉にもできません。この男の子は学校に居るだけで心が辛くなり、暴言と問題行動をしてしまいます。この男の子が暴言と問題行動をすると、学校が維持できないので、先生方は、この男の子を説得したり、叱ったり、大人の力で押さえつけたりします。それはこのトラウマの機能を強めてしまいますから、この男の子はますます暴言と問題行動を強めてしまいます。

デイサービスでも、この男の子は学校と共通する物を感じているはずです。その結果暴言や問題行動をしてしまいます。きっとデイサービスでは男性の指導者が居ないか少ないでしょうから、この男の子の暴言や問題行動が結構強く出てしまい、デイサービスの運営にも影響を受けて困られていると思います。