心が元気な子供はいつでも母親にとってよい子です。子供が自然態でよい子であり、よい子を演じているのではありません。

子供がよい子を演じている(よい子を演じているとは、何時もはよい子の姿でないのに、自然態のよい子の姿又は自然態のよい子以上のよい子の姿)場合とは

1)子供が辛いことから回避するために、いつも以上にするよい子の姿
  不登校の子供に見られます。子供が感じる辛さの原因を取り除く必要があります。不登校では登校刺激です。よい子を演じることで辛さから可否できないときには、子供が荒れたり、問題行動をします。

2)心が辛かった子供の心の辛さがなくなってきて、何かを求めて動き出そうとしているとき。心の辛さの表現がなくなってきたのに、突然強い心の辛さを表現することがあります。
  一時的に今までの辛さを表現することがあります。不登校解決段階4や5の子供に見られます。母親の共感とスキンシップが効果的です。

3)子供が何かに挑戦しているときの姿
  挑戦自体は子供にとって辛いことです。元来子供の心に辛さが無い子どもで、その子供がその子供なりの挑戦の際に生じた辛い症状で苦しんでいる姿。これは後追いで良い場合と、辛い症状が強い場合には、母親の共感とスキンシップが効果的です。

この3つの、子供がよい子を演じている姿を区別するのは大変に難しいです。よい子を演じている子供の姿を見ただけでは区別が不可能に近いです。子供が置かれている状況、それまでの子供の心の動きを理解して判断する必要があります。但し、1)を心が元気な子供と間違えて対応をしてしまう場合が多いです。間違えて対応をすると、子供の心の辛さが悪化して、子供の心の辛さからの回復により難しさを生じるようになります。1)の場合は、その見かけの姿と異なって、心が辛い子供への対応の仕方をする必要があります。

2)と3)は、母親の共感とスキンシップが効果的な対応法ですが、対応が遅れてもそれほど大きな問題を生じません。