大人の心と子供の心と違うところ(1)

*「大人は何かを認識すると、即座に今までの経験から身につけている反応の仕方で反応をすると同時に、必要なら、その認識した事柄を自分の持っている記憶で精査(記憶を吟味してその結果好ましいと判断する答えを出して)して、その結果を言葉や文章にして表現するか、しなくても最終的に行動にして表現します。」* 所謂理性的な行動、意識的な行動です。その際に情動(感情)は意識的に機能をしない状態(意識的に機能をしないことを繰り返すことで、反射的にできる)になっています。

*「子供は何かを認識すると、即座に今までの経験から身につけている反応の仕方で反応をしたり、その時生じた情動(=感情)から反応をし行動をします。子供の持っている知識を言葉にすることが出来ますが、その言葉にした知識から行動をしません。子供の脳の仕組みから、子供は意識行動ができません。」* この反応の仕方を性格からの反応と表現します。

それなりのトレーニングを受けた子供は、認識した事柄を自分の持っている記憶や知識(当然不十分です)から精査をして、その結果を言葉や文章に表現できる子供もいます。しかし、その結果をそのまま行動に表現できません。もし出来たときとは、それはその行動をした結果から、その行動することを褒められることを求めるのか、叱られるのを避けるかの、情動行動です。