大人の心と子どもの心の違い(まとめ)

子どもの心と大人の心と異なるところを纏めにして、3点を箇条書きにしてみます。不登校の子供を育てている母親は絶対にこの3つを守って下さい。

1)子供は子供が持っている知識を言葉にできるが、その言葉からの行動はできません。その言葉から行動ができるときとは、報償か罰が関係しています。
*子供が言葉通りに行動した行動とは意識行動ではなくて情動行動です。 *「不登校の子供の言葉は、子供の知識であり、子どもの意思ではありません」* 。

2)子供はその情感や習慣、知識に、大人顔負けの物を持っている場合があります。つまりそれなりのトレーニングをすると大人の能力、又はそれ以上の能力を発揮することができます。但し、それなりのトレーニングを受けるには、母親又は代理母が存在してその心の支えが必要です。
*母親又は代理母との信頼関係が無い限り、子供はその能力を伸ばすことができません。 *「不登校の子供の能力を伸ばそうとするなら、まず母と子との間の信頼関係が最優先」* されます。

3)子供はそれなりのトレーニングを受けると子供が持っている子供が経験した事実、知識から考えることができます。その知識から言葉にして答えることができます。但し子供が持っている知識に情緒が関与した場合、子供特有の情緒の機能が強く働いて、考えるという思考活動ができなくなります。
*大人は子供の経験を色々と分析してその答えから、対応法を考えます。しかしそれは子どもの心から言うなら害はあっても、意味が無いことになります。つまり、 *「大人が考える不登校の子供の心は、ほぼ間違いなく間違っているのです。*] 不登校の子供の心を守るには、今目の前の子どもの心を楽にしてあげることが母親の対応法です。