冷やし中華

息子は13歳、不登校引きこもりです。最近息子は、よく冷やし中華を作ってほしい、と言ってきます。今朝は私が出かける前に、頼んできたので、いいよ、と作り始めたのですが、息子に手伝うように言いました。冷やし中華なので、茹でた後、麺を冷やさなければならないのに息子がしたことは、ザルに麺をあけて氷をのせるだけでした。
麺の冷やし方もわからないことにがっかりし、こうでしょ、なんでこんなこともできないの、と怒りました。些細なことなのですが、簡単なのでもういい加減、自分で作ってほしいです。思わず「ママいなかったらどうする?きゅうに死ぬかもしれないんだよ」と言ってしまいました。
息子は「困る」と言いましたが、なんで簡単なこともやってみようとしないのか、母親を頼ってばかり、母親に作ってもらえないと祖父母宅に食べに行きます。
ひきこもりの子には、家事など期待してはいけないのでしょうか。

<解説>
>最近息子は、よく冷やし中華を作ってほしい、と言ってきます。
自分発の意思を出す練習をしているようですね。

>今朝は私が出かける前に、頼んできたので、いいよ、と作り始めた
息子さんからの要求を即座に叶えようとしてくださっていますが、100%だけという条件、笑顔でと言う条件が備わっていません。息子さんには、現在これらが必要な段階なのでしょう。

>息子に手伝うように言いました。
それでは息子さん発の意思を、そくざに、100%だけ、笑顔で叶える対応になっていません。

冷やし中華なので、茹でた後、麺を冷やさなければならないのに息子がしたことは、ザルに麺をあけて氷をのせるだけでした。
息子さんなりの冷やし方でしょう。それではうまく冷えないことを息子さん自身が経験で知る必要があります。

>麺の冷やし方もわからないことにがっかりし、こうでしょ、なんでこんなこともできないの、と怒りました。些細なことなのですが、簡単なのでもういい加減、自分で作ってほしいです。
大人の心では、お母さまの考え方は正しいですが、子どもには当てはまりません。お母さまもその子どもの心をもっと理解する必要があります。

>思わず「ママいなかったらどうする?きゅうに死ぬかもしれないんだよ」と言ってしまいました。息子は「困る」と言いました
子どもにとって母親は自分の命ぐらいに大切なものです。ですから、この言葉は息子さんを叩いたぐらいの衝撃を与えたはずです。

>なんで簡単なこともやってみようとしないのか、母親を頼ってばかり、
お母さまに簡単でも、息子さんには未だ難しいのです。お母さまなりの子育ての焦り?が見えますね。おこさん達の心が元気になってきて、お母さまは心が辛い子どもへの対応法を忘れられたようです。そして、息子さんなりに作った冷やし中華で息子さんがなんと感じたか、なんと言ったか知りたいですね。

>母親に作ってもらえないと祖父母宅に食べに行きます。
息子さんは、このようなときの対応法をきちんと理解しているようですね。息子さんなりの知識です。この知識があるから、息子さんの心が辛くならないで、息子さんなりの解決法を実行しています。

>ひきこもりの子には、家事など期待してはいけないのでしょうか。
息子さんの心の段階では、未だお母さまからの要求を受け入れる心の余裕がないのかも知れません。又はお母さまから要求があっても、それ以上に良い方法を知っているのかも知れません。
いずれにしても、お母さまが冷やし中華を作って食べさせてあげるべきでしょう。それで息子さんも冷やし中華の作り方を覚える可能性が高くなります。