意思からの行動、性格からの行動 1

意思からの行動と性格からの行動の違いを質問されたことがあります。

意識から、知識からの行動や判断を意思と言います。その意思からの行動を意識行動と言います。
それ以外の反応の仕方や判断を性格と言います。その性格からの行動を性格行動と言います。意識以外の反応の仕方や判断は、習慣と情動に分けられますから、習慣からの行動を習慣行動、情動からの行動を情動行動と言います。習慣も情動も基本的に意識に上りませんから、潜在意識からの行動になります。

習慣行動は行動をした後に、意識的に判断反省が出来ますから、その反省から習慣行動だった物を意識的に繰り返すことで、その修正された行動を新たな習慣行動にすることが出来ます。

情動を意識して過去の経験からその生じた情動に名前をつけた物が感情です。その感情にも続いて反応や行動をする事を感情行動と言います。感情行動は情動行動に含まれます。感情行動と理解されない情動行動は、他人に理解されにくいです。それでもその情動を経験してその情動行動を経験し理解している人には、理解可能ですが、それは経験と理解力の問題です。

一例を示してみます。
例えば考える前に行動をする事は性格からの行動です。習慣行動か情動行動です。
考えながら行動をするのは、性格と意思との混在です。多くは性格から反応をしながら、つまり習慣か情動から行動をしていますから、その行動を意識的に修正しながら行動している姿だと思います。
考えた後から行動をする場合は、その考えた結果に基づいて行動するなら意思になります。考えても考えた結果が行動にならないなら性格からの行動になります。