バカ母さん 5

<症例>

今日、その息子が「俺、やっぱり中学校行くのやめようかと思うんだ。中学校は小学校より人間関係めんどなのが嫌なんだ。高校ならいろんな所から人が集まるから、高校から行くことにしようかな」と言いました。私は、「そうだね、それが良いと思う。」と言いました。    

<解説>

不登校の子供が登校刺激を受けて辛くなる原因の一つは、学校に反応をするトラウマ=fecorが学校を意識することで反応をして子どもを辛くすることの他にもう一つ子どもを辛くすることがあります。

日本の子どもは学校に行かなくてはならないと言うとても強い記憶を持っています。登校刺激を受けるとトラウマ=fecorが反応をしてそれだけで辛いのです。、その辛さからから子どもは学校に行けない事実を認知します。認識する場合もあります。それと同時に子どもは学校に行かなくてはならないと言う強い記憶も呼び起こしています。

そこで子どもは学校に行かなくてはならないと意識しますし、現実に学校に行けない自分を意識します。その現実のずれから、子どもは葛藤状態になります。この葛藤状態はとても辛い症状を出します。トラウマ=fecorの反応でとても辛いのに、それに加えて葛藤からの辛さが相乗効果を起こして、子どもはより耐えきれない辛さになります。トラウマ=fecorの辛さにかろうじて耐えていたところに相乗効果を起こした辛さになり、子どもは耐えきれなくなって、荒れたり問題行動をしたり、心の病の症状を出すようになったりします。

このトラウマ=fecorの反応が弱まると、現実の自分が学校に行けていないことから生じる葛藤も弱まりますから、自分が学校に行けていないことを認知しても、認識しても、それほど辛くなくなります。そのためにも学校を忘れて、享楽的なことに没頭する必要があります。このトラウマ=fecorの反応が無くなると葛藤も無くなりますから、子どもは不登校による辛さが無くなり、子ども特有の本能から心が元気になり、未来に向かって挑戦を始めるようになります。親は大人は子供の本能を信じて待っていれば良いだけです。

>「もしかして私はテストに合格できたのでしょうか。」と私に質問をしてきました。
子どもの葛藤状態をなくしたですから、テストに合格です。