大人の引きこもり 6

ところが引きこもっている大人は、此ではだめだと自己否定を感じた(必ずしも意識しません)瞬間、とても辛い症状を体中に生じてしまいます。

普通の大人では殆ど問題とならない辛いことや、失敗や、周囲の人からの非難で、引きこもりの大人はそれをとても強い此ではだめだという思い、自己否定を生じてしまいます。つまり引きこもっている大人にとって、此ではだめだと感じることだけでトラウマ=fecorを機能させる嫌悪刺激となってしまっています。辛い回避行動を起こす原因になっています。

嫌悪刺激が生じる回避行動としては、逃げる、よい子を演じる、荒れる問題行動をする、心の病の症状を出すとあり、これらの回避行動のどれかを出します。周囲からの否定から逃げて家の中に引き籠もります。この家の中に引きこもった姿が引きこもりなのです。

自己否定から引きこもっている大人にはあたらに否定を受けてもよい子を演じるほどの心のエネルギーを持った人は居ないようです。よい子を演じないで荒れたり問題行動をしたり、心の病の症状を出すようになります。