子どもが危険なことをしそうなとき 2

ある母親からの質問への回答の続きです。

親をテストするとき、心が辛い子どもは危険なことをする事があります。その場合危険なことをするときに、子どもの心に沿って止めれば良いので有り、危険なことをするといけないからと思って止めるのなら、逆効果で、却って危険なことをしてしまいます。

例えば台所から包丁を持ってきて殺してやると言っているときです。常識的には、子どもが事件を起こすと行けないから、子どもから包丁を取り上げるのでしょうが、其れは余計に子どもを辛くします。却って包丁で刺してしまう場合もあります。包丁を取り上げるという対応は子どもが殺したいと感じる思いを否定してしまいます。人を殺したいと思うぐらいに辛いという子どもの思いを否定してしまうので、子どもはますます辛くなるからです。辛さのあまり発作的な行動をしてしまうのです。

子どもは相手を殺したいぐらいに今の自分は辛いという意味で、この行動をしています。大人の場合は相手を殺すという意味ですが、子どもでは違うのです。親が自分を理解してくれるかどうかをテストしていると考えて対応をすると間違いがありません。子どもは無意識に親をテストしていますから、テストをして居ることを言葉にしません。子どもの辛さに共感して親が自分の危険を顧みないで、スキンシップを行うことで、子どもは包丁を手放すことからテストと分かるのです。