回避系の条件反射の消失

いじめPTSDの場合も、投薬せずにじっと待って、症状が無くなるのを待つのでしょうか

 

 

との質問を受けました。

いじめPTSDという言葉を普段私が使わないので、その意味の理解を場合分けしてみます。

 


虐めPTSDを虐めを受けて学校に行けなくなったという意味でしたら、虐めがない学校、虐めた相手が居ない学校なら、学校に行くことが出来ます。基本的に薬を使う意味がありませんが、虐めに関係した人、虐めに関係した場所が無くなること確実なら、薬を使って辛い時期を乗り切ることは間違いではありません。ただ、いつ虐めに関係した人や虐めに関係した場所が無くなるのか分かりません。その時間を待っている間に、薬の作用が弱まる、薬の脳以外への作用が出てくる、薬依存を生じる、そして薬を服用することは子供の潜在意識で否定されたと反応をしますから、新たな自己否定という難しい問題を生じるようになります。

 

 

虐めPTSDを、虐めを受けて学校に反応して子供を辛くするトラウマ=fecosを持っているという意味でしたら、虐めへの対応ではなく、不登校問題の解決をすることで、虐めの問題も自然と解決します。不登校問題の解決の説明はここではしません。

 


回避系の条件反射は、fecosは、機能をしないと段々弱まっていきます。機能をさせないことで解決が出来ます。薬で機能が見えなくなっていても、脳内で回避系の条件反射、fecosは機能をしていますから、薬を止めたとき元の状態か、もっと悪い状態になっています。