基本に戻って 14fecor

恐怖の学習の結果はその人特有で有り、その結果も日常生活に影響を与えます。

例えば子供に体罰をした教師についてです。此は子どもにとって教師が怖い存在だと多くの人に理解が可能です。それでも人によっては、教育熱心な教師だとその様な教師を求める人と、人権を傷害するから教師として不適当だと理解する人も居ます。

閉所恐怖症の様に、その様な反応をする人が極めて少ないので、病気として扱われてしまう場合もあります。それでもその様な場所を避けるだけで日常生活は可能です。治療法がいろいろと言われていますが、恐怖の学習の結果だという点に注目した物は内容です。私の知る範囲です。

割と多い恐怖症の例として、高所恐怖症があります。高いところにある展望台に上っても下を見ることが出来ない人は、それほど多く居ません。その結果笑い話になることが多いように思います。飛行機に乗れないなどもこのような場合です。

これらの恐怖症に対して、恐怖を生じる条件刺激がその人特有すぎて、その人以外では全く恐怖を生じないか、場合によっては楽しさを生じる場合です。この場合その人以外の人も、その人自身もその恐怖を生じる条件刺激に気づけません。気づいたとしてもそれが原因だと判断できません。その様な条件反射をfecorと呼びます。その様な恐怖を生じる条件刺激をfecosと呼びます。

この基本に戻っての中で私自身もfecorとfecosとを間違って記載してきました。もう一度書き直しますと辛さを生じる条件反射の内で、その条件刺激が分からないか、分かってもそれが恐怖を生じる条件刺激だと理解できないとき、その
辛さを生じる条件反射を fecor
辛さを生じる条件刺激を fecos
と呼ぶことにしています。

繰り返しますがfecorは単なる辛さを生じる条件反射です。ただ、その条件反射を生じる条件刺激fecosが、その人以外の人でとても恐怖や辛さを生じる物ではなくて、場合によっては楽しさを生じる物なので、その人以外の人ではそのfecosがその人を苦しめていると信じられない物です。