歯科医 2

息子は歯科医に歯を診てもらいに行ったのではないのですが、歯科医がついでに歯を診ると言ったとき、子供は断り切れないのは当然でしょう。母親が今日は見学に来ただけと言ってくれたらもっと良かったかもしれません。

歯科医は歯だけしか診ません。息子の心を理解しようとはしませんから、ひどい虫歯の歯並びを見たら、治療をしなさいと言うのは当然でしょう。息子はこのことは予定していなかったと思います。思いがけないことが起きても、それでも「大丈夫です」と断ろうとしただけ、子供としてとてもしっかりとした意思を持っていますね。でも歯の専門家から治療を勧められて断り切れないのも仕方がないです。きっと母親は今息子が治療を受けると言っても後で断ると思ったのだと思います。家に帰って息子の予約を断ってくれました。母親として出来る限度ではないかと、息子もその対応を理解すると思います。

はじめ、母親は家の外や歯科医院や歯科医の対応から、登校刺激を受けたと理解しました。けれど息子にとって小さな挑戦をしたことは間違いありません。自分の学年を間違えるぐらいですから、学校と自分との関係を忘れていたのでしょうから、登校刺激にそれほど反応をするはずはなかったと思います。

息子が辛く感じたのは、歯科医から否定されたことによることだと言うことを母親は気づくべきだったでしょう。今回の母親の対応がとても良く息子の辛さを良く解消してくれていますから間違えてもそれほど大きな問題はありません。否定だと気づかなくて、似たような経験を息子が繰り返すと自己否定になる可能性があります。