検討会報告 2

心が辛い子どもに対応が出来る母親は、子どもの心を母親の母性から、母親としての本能から、感じ取り対応を続けます。子どもを中心にして考えます。そうすることで母親は母親である自分を納得できます。

父親のは母性がありません。父親は、社会から自分の存在に納得して、その社会の中の子どもや母親を考えます。それが戦士の感じ方なのです。その戦士としての感じ方、考え方に、母親や子どもを従わせようとします。心が元気な子どもなら、その様な父親を受け入れ利用して成長をしていけますが、心が辛い子どもでは、その父親の思いを受け入れることが出来ません。受け入れようとするとかえって心が辛くなり、子どもの苦しめます。父親に対して回避行動をするようになります。

父親の母性がなくても、子どものいる場所でこの社会に対する戦士の姿を止めれば、心が辛い子どもでも父親は慣れ親しんだ人、大切な母親のための人、になります。父親とのふれあいが楽しくなり、心が辛い子どもの心を元気にして行きます。心のエネルギーを増やしてくれます。父親の母性がなくても、まねごとでも、母性が機能をしている母親の対応をすると、子どもはそれを利用してますます心のエネルギーを増やしてくれます。

真似事でも母性が機能をしている母親の真似が出来ないなら、父親は心が辛い子どもの前に出ない方が良いです。母親を前面に出して、父親はその後ろにいた方が良いです。それでも心が辛い子どもが父親に戦士の姿を感じるなら、父親はその姿を子どもの前から消した方が良いです。具体的には、父親が父親の部屋に引きこもった方が良いです。