母性が機能をしている

ある不登校の子供を元気にして社会に送り出した母親との会話です。

不登校の子供が家の外に居場所を作るか、暴れて父親の大事な家を壊すか、精神的におかしくなるかすれば、母親が少しは辛さをわかるのでしょうか?
理性的な母親には難しいと思います。
今の常識には、子どもの問題を子どもの心に沿って理解しようとする物がありません。子どもの問題を常識に照らして理性的に理解しようとします。それがますます子どもの心の問題を難しくしますが、その時でも母親の常識が機能をして、子どもが問題だ、子どもの問題を解決しなくてはならないといろいろな相談機関、矯正期間と関わろうとします。叉は子どもが心の病気だとして、医療にかけてしまいます。
母性が働く母親だと、子どもの心がどれほど辛いのかを感じ取って、その辛さを軽減する対応をすると、子どもがその分元気になるので、常識的な対応をしないで、その子どもの心に沿った対応を発展させようとします。
それでも常識とは異なる対応をすると、社会から圧力を受けます。母親も耐えきれなくなる場合があります。その場合には母親を支える人が必要ですが、それを父親に期待するのは大変に難しいです。

>辛さを少しの時間でも忘れさせるスマホを返してあげること、居場所を作ってあげる、此は問題集など学校に関する物を全て捨てる事からですか?此れもまだ無理かな?
学校が、勉強が、子どもを死ぬほど苦しめていることに気づかないと無理だと思います。ですから理性的な母親は学校が子どもを苦しめていると感じません。何とかして子どもを学校に押し出そうとします。学校に解決を求めようとします。また学校もそれをするとして、子どもを学校に来させようとします。

母性が機能をする母親は、学校に関係なく、子どもの辛さから子どもを自分の元で守ろうとします。その結果社会からの軋轢に苦しむことになります。

>母親が本当は子供の辛さをわかってあげれば一番かと思いますがこの時期のお母さんは無理かと思います。まだまだお母さん、子供が学校に行くことを諦められないでしょうから。
おっしゃるとおりです。
理性的な母親は、子どもが学校に行ってくれていると、安心をしているのです。学校がすべてを解決してくれると思っています。学校もそれを言って母親に子どもを学校に来させるようにと関わります。ですから、学校が辛くて、その結果として虐めをしている子ども、学校外で問題行動をしている子ども、子どもが学校内でよい子を演じているとが多いので、子供が学校に行っていると母親は安心して、子どもは順調に成長をしていると考えているのでしょう。