子どもの心に沿った対応

不登校の子供を育てている母親からの質問です。

>ある不登校の子供の問題を解決した母親から、その経験からのアドバイスを実行してみても、私の子どもは全く元気になる様子はありません。それどころか私に向かって荒れることもあります。その理由を教えてください。

その不登校だったお子さんと、お母様のお子さんと、心が違います。その不登校だったお子さんへの対応がその不登校だったお子さんの心に沿っていたからだと推測されます。しかしその対応法はお母様のお子さんに当てはまる可能性は低いです。心が違うからです。お母様は人の真似をするので無くて、お母様のお子さんの心に沿った対応をする必要があります。

お母様のお子さんの心を一番感じ取れるのはお母様だけです。お母様の素直なお子さんを感じる心=母性が機能をしていると、どことなくお子さんの心に沿った対応が出来ます。もちろん失敗もありますが、失敗だと言うことも母性から感じられ、別の対応をする事が可能です。それがお子さんの心に沿っている場合が多いです。

母性が機能をしない母親ですと、子どもの心に沿わないことを、子どもに良いからと、子どものためだからと、子どもに対応し続けて、子どもから拒否反応を受けるようになります。その拒否反応ですら、子どもの方に問題があると、ますます子どもの心に沿わない対応をして、心の問題を難しくしてしまいます。

所が子どもの心とは、不思議なことに脳科学がとても良く当てはまります。子どもは未だ動物の延長上にいるからです。脳科学から子どもの心を理解することが可能なのですが、年齢が進むと子どもの心に大人の要素、常識が機能をし出して、子どもの心の理解がその分難しくなります。