(不登校の子供が)学校に行きたい

中学生の女の子です。小学校5年生から不登校です。不登校の際に、いろいろと問題行動があった女の子です。母親がその女の子について報告してくれました。

女の子は仲良しに会いたいから9月から学校に行くと言い出しましたが、母親は行かなくて良いとだけ言って、女の子が学校に行けるように取り計らなかったのです。制服や勉強道具も女の子に分からないような所にかくて置いてありました。女の子は登校日前日まであちらこちらと遊びまくっていました。

新学期が始まる日、早朝、凄い勢いで「制服出してないよね?!やばい!どうしよう」と母親は女の子に起こされました。女の子は「制服が無い」とパニックになっていました。それでも母親を責める事なくしばらく学校の子に電話で相談していた様でした。友達にもジャージで登校してもらう事になった様な話を電話でしていました。そして私がゴミ出しや弟の要求で外出している間に、女の子は登校しました。

学校から帰宅後、女の子は友達と大声で通話をしていました。その話は母親には全て聞こえですし、途中母親にも話かけてきます。漢字が全く書けなくてひらがなで書いたとか、あんまり友達と話ができなかったとか、学校が思ったよりつまらなかった、等と話していました。

明日は担任に席の事を相談しようかな、なども話しています。明日も行く様な口ぶりで電話しています。母親は学校に行かさない対応と、後追いで今までと変わらずにいようと思います。

と、書いてきました。宿題をしていない、制服も無い、勉強も遅れている、この状態でこの女の子は学校に行ったのです。学校で問題なく過ごしています。この女の子はこのままがっこうにいきつづけられるのでしょうか?勉強の遅れから授業について行かれないで、校に居づらいのではないでしょうか?不思議なことにこれらは全くないのです。

あくまでも経験的な事実ですが、 このような子供は学校内の問題を自分で解決して、学校に行き続け、授業の遅れも友達に聞くなどしてすぐに追いつきます。
 つまり、心が元気になった子供は、スタートは他の人から遅れますが、心のエネルギーを使って追いついてしまうのです。