コメントの質問にお答え

不登校の子供は昼間起きているのが辛いから昼夜逆転になるとよく聞きますが、昼寝たり夜寝たりしているうちの息子の昼夜逆転は、昼間起きているのが辛いからではないように思いますが、赤沼先生はどう思いますか?
私は不登校問題の解決に、子ども発の意思が欲求が必要だと、出てくるのが不登校問題の解決の入り口だと申し上げています。それは見方を変えると、ありのままの自分を自分で認めると言う意味にもなります。
その欲求の第一歩は生理的な物、例えばお腹が空いた、眠たい等で良いです。そしてこれらを認める親の存在が大切です。
そこで質問についてのお答えですが、眠たい時間に寝る、眠くなったときに寝る、は子ども発の意思の第一歩だと、私自身は経験的に理解しています。それをお子さんが既になさっています。只単に夜は心が落ち着くと言う事で起きているのと少し違うようです。
また、常識と異なって、子どもが時分の生活リズムで生活しようとするのを許す親御さんがいらっしゃいます。この二つがとても大切な事です。
このお子さんの生活に仕方の延長上に、何か欲しい物があるからそれを買いに行くなどの、自分発の意思から社会に向かった動きが出てきます。、
この自分発の意思があると、なにかじぶんからしたいことができたときに、それを実行しようとする行動が出てきます。なにかしょうがいがあっても、それを乗り越えて、自分の目的を達成しようとする動きが出てきます。

>それから、ゲーム没頭について、他の方のコメントで、お子さんがYouTubeでゲームの動画を見ながらゲームをしているというコメントに対し、先生は、その状態はゲームに没頭しているとは言えない、没頭していたらゲームしかしないはずだとの返答でしたが、うちの息子も不登校になってからずっと、そのお子さんと同じような感じでゲームしています。タブレットやパソコンの画面でゲーム攻略動画を流したり、ネットのゲーム仲間とテキストチャットやボイスチャットをしたりしながら、ゲームをしています。
私の表現が不十分だったのですが、何かをしながらゲームをするという場合に二つの場合がある事を配慮しないで文章を書いてしまいました。
一つはゲームに没頭できない何かの理由があって、例えばゲームに制限がされていて、ゲームに没頭できないので、没頭できないゲームの他に、何か他のことをするという場合です。このような場合だけを書いてしまいました。
もう一つは没頭するゲームに、もっと楽しさを求めるために、そのゲームに付随することをする場合です。例えばゲームの攻略法をその子どもなりに研究してみる、他の人と話ならそのゲームに挑戦するというような場合です。この場合一見ゲームに没頭して居ないように見えますが、そのゲームをより楽しむために、その子ども発の意思を出して、ゲームを楽しもうとしています。
後者の場合、自分発の意思が出ていますから、ゲームを楽しんでいる意味がより大きくなります。

>本人がそれで楽しいならそれで良いと思いますが、この状態はゲーム没頭をしていないという事になるんですか?そしてこの状態はあまり良くないということですか?
お子さんはゲームを楽しんでいるのですが、同じ楽しみ方でも自分発の意思を出して、お子さんなりに楽しんで居ます。只単にゲームだけをしていることを没頭すると表現するなら、確かに没頭して居ませんが、単純に没頭するよりよりゲームを楽しんでいて、その間に登校刺激を忘れていることは同じです。それに加えて、お子さんなりの意思を出していますから、只単純にゲームに没頭するより、不登校問題の解決により効果的です。

不登校であるかないかに関わらず、今時の子供達は結構、YouTubeでゲームの実況動画、攻略動画を観ながら、ボイスチャットやテキストチャットをしながらゲームをしている子達は多いと思います。ゲームの攻略本が、YouTubeなど動画になったような感じです。
このような事実がありますから、社会ていうゲーム中毒、ネット中毒というのは大人の勝手な判断で有り、不登校などの心が辛い子どもにはお勧めだと、私は主張をしています。繭籠もりをしていても、しっかりと成長が出来る、場合によっては学校に行っている子ども以上に社会性を身につけられると、私が指摘していることです。