トラウマ、PTSD

fecorは医療でもトラウマと言ったり、PTSDと言ったり、とても辛い症状で治療法がありません。ですから、現在の不登校の子供を学校に行かせようとする対応はこのfecorを反応させ、fecorの反応を強化させて、不登校問題の解決から遠のくのですが、残念ながら今の世界中の大人はこのfecorの存在を知りません。せめて不登校の子供を持つ母親だけでもこのfecorの存在に気づいて欲しいのです。
PTSDという病名は広く世に認知されていると思いますが、不登校を一種のPTSDとして診てくれる医者があまりにも少ないということでしょうか…
・他の医師が仮に不登校PTSDと診断したとしても、赤沼先生のように、学校関係を一切遮断して登校刺激をなくして、学校(辛い記憶)を享楽的な趣味(ゲームなどで)忘れさせるような対応をする医師は残念ながらあまりいないんでしょうね…

PTSDとは人が死にそうになるほど辛い事件に遭遇したときに生じる心の反応です。大事件、大地震、最近注目されているのは戦場での兵士の経験です。戦場で死にそうになるほどの経験をするとその時聞こえていた音や光や光景が条件刺激となって、その死にそうになったときのような辛さを体に表現します。この治療法がなくて、アメリカの帰還兵への治療に苦慮しています。

fecorとは慢性的なPTSDと表現して良いと思います。場合によっては遅延性PTSDと表現し手も間違いで無いと思います。生きるか死ぬか程の辛さではなくてもとても辛い状態になるとPTSDほどではないですが、程度は軽いですが、その時周囲にある物を辛さを生じる条件刺激として学習します。仕組みはPTSDと同じなのですが、程度が弱いPTSDを考えて良いと思います。所がその程度は軽いが辛さを生じる条件刺激を学習した所に、新たに辛い経験をするとそこで叉その人の周囲にある物で辛さを生じる条件刺激を学習してしまいます。その際に、共通にある物は相乗作用を生じますから、不登校の場合、学校内で辛い経験を重ねることで、学校で辛くなる相乗効果を生じて、結果的に学校に反応をする条件反射fecorとなってしまいます。

この神経生理学的な反応は分かっているのですが、医療に応用しようとする人がいないのが不思議なのです。PTSDではPTSDと言われる状態から治療が、対応が開始されていますし、不登校不登校で心が辛くなっている子どもへの対応から治療が始まっています。